ハリオンボルド『草原からダカールへ』プロジェクト実施

インタビュー
b.dagiimaa@montsame.gov.mn
2025-03-13 14:20:56

(ウランバートル市、2025年3月13日、国営モンツァメ通信社)エルデネビレグ・ハリオンボルド・モンゴル国功労選手は帰国した。ハリオンボルド選手はモンゴルのモータースポーツ界で最も優れた選手の一人である。同選手は、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビで開催された世界ラリーレイド選手権に成功裏に出場した。現在、米国・ラスベガス市に居住し、働きながらトレーニングも行っている。ハリオンボルト選手は米国に戻る前に、インタビューに応じた。

――世界ラリー・レイド選手権(W2RC)に出場されたと聞きました。同大会についてせつめいしてください。

怪我をしてから約2年間モーターサイクルに乗らなかった。3年前から少しずつ乗り始め、コンディショニングしてきた。新たなキャリアをスタートできたことを嬉しく思う。最終的に、同選手権で14位に入賞し、別の種目でそれぞれ7位に入賞した。

―― 新たなキャリアを始めたとのことですが、次の大会の予定はありますか。

今回出場した大会は3つのシリーズで構成され、多くのことを学び、貴重な経験を積んだ。従って、残りの2つのシリーズにも出場したいと考えている。

―― 以前はモトクロスで競技をされていました。今後「ダカール・ラリー」に出場しますか。

もちろん、同じ機械を使用するので、共通点はあると思う。ただ、長距離レースなので、計画作成能力、ナビゲーションの技術を向上させる必要がある。ダカール・ラリーに出場することは完全にチーム協力が必要となるので、その面においても強化を図りたいと思う。もちろん、レースの準備も進めていく。個人的に「草原からダカールへ」プロジェクトを実施する。同プロジェクトの一環として、アスリートとしての旅を記録したドキュメンタリーを制作したいと思う。主な目的は、アスリートの忍耐力とレジリエンスを見せ、精神との向き合いが成功へ導いていくのを見せることである。一人のアスリートの背後には、どれほど多くの人々の努力と貢献が存在するか示したい。

―― モータースポーツに興味のある若者にアドバイスをお願いします。

多くの若者が電話やCメールでアドバイスを求めてくる。電話で話すことと、実際に指導することは全く異なる。従って、今年の夏、モンゴルに帰国し、若者を対象に研修を開催する予定である。