モンゴル・カザフスタン大統領が記者会見を開催
政治
(ウランバートル市、2026年4月22日、国営モンツァメ通信社)オフナー・フレルスフ大統領はカザフスタン共和国を国賓訪問中である。フレルスフ大統領とカザフスタン大統領は記者会見を行った。
オフナー・フレルスフ大統領:
尊敬する大統領閣下、
お集まりの報道関係者の皆様、
皆様に心よりご挨拶を申し上げます。
カシムジョマルト・トカエフ大統領閣下のご招請により、この美しい貴国を訪問し、モンゴル国大統領として20年ぶりに国賓訪問を実現できましたことを、大変嬉しく思います。
ユーラシアの中心に位置する自然豊かで美しい祖国において、私ども一行を温かくお迎えいただきましたトカエフ大統領閣下、ならびにカザフスタン政府および親愛なる国民の皆様に、心より感謝申し上げます。
また、2024年に閣下がモンゴルを訪問された歴史的な機会において、両国の友好関係を一段と高め、「戦略的パートナーシップ」という高い水準へと発展させる歴史的な決定がなされたことを、改めて嬉しく振り返ります。
さらに、両国の国家元首が2年足らずの間に相互に国賓訪問を実施したことは、両国関係および協力関係を一層拡大・発展させようとする私たちの強い意思を明確に示すものです。
今回の国賓訪問に際し、両国の協力関係の法的基盤を強化することを目的として、行政機関および企業間で計18件の文書に署名しました。
また、文化、科学、医療、銀行・金融、貿易、経済、鉱物資源、人道、メディア、地方間交流など、幅広い分野において協力を拡大することで合意したことを、ここに喜ばしく申し上げます。
さらに、我々は互恵的な貿易および経済協力を全面的に拡大・発展させていくことで一致しました。
加えて、貿易および投資の拡大において「モンゴル国とユーラシア経済連合との間の自由貿易に関する暫定協定」が重要な役割を果たすとの認識で一致し、その着実な実施を確保するための共同ロードマップを策定することといたしました。
航空分野において、フンヌ・エアがウランバートル~アルマトイ路線で定期便を運航している他、今年6月からカザフスタンのスカット航空会社がウランバートル~アスタナ間の直行便を就航させる予定です。
チンギスハーン国立博物館と、カザフスタン科学・高等教育省所属の歴史・民族学研究所との間で、相互理解および協力に関する覚書が締結されました。
モンゴルで開催される「遊牧民」世界文化フェスティバルと、カザフスタンで開催される「遊牧民の文化祭」に、これまで代表団を相互に派遣してきた良き伝統を、今後も継続させることで一致しました。
モンゴル学およびカザフ研究の発展、両国の言語・文化の教育者および研究者の育成、並びに協力の活性化に向けて合意し、関連文書に署名しました。
地方間協力の発展の一環として、カラコルム市およびナライフ区と、カザフスタンのアラタウ市およびタルディコルガン市との間で、姉妹都市関係が締結されました。
情報技術、鉱業、医療、体育・スポーツの分野における共同事業の実施について検討を進めることとなりました。
本年8月にモンゴルで開催される国連砂漠化対処条約17回締約国会議(COP17)に、カザフスタンの首脳が出席されるよう招請いたします。
「10億本の植林」全国運動と、「20億本の植林」構想を連携させ、気候変動対策および自然環境保護の分野で協力することとなりました。
両国民の友好関係が末永く強化され、モンゴルとカザフスタンの「戦略的パートナーシップ」に基づく関係と協力が、今後ますます発展することを心より祈願いたします。
カザフスタンの親愛なる国民の皆様に深く感謝申し上げます。ご清聴ありがとうございました。

カシムジョマルト・トカエフ大統領:
尊敬する大統領閣下、
ご列席のご婦人並びにご紳士の皆様、
報道関係者の皆様、
本日、私の招待に応じ、我が国を国賓としてご訪問くださったオフナー・フレルスフ・モンゴル国大統領閣下に、心より歓迎と感謝の意を表します。
アスタナへのご来訪を、心から歓迎いたします。
私は今回のご訪問を特に重視しております。モンゴルは我が国にとって、地域における重要な戦略的パートナーであり、信頼できる友好国です。
両国は共通の歴史的背景を共有しており遊牧文化やゲル文化という貴重な遺産を分かち合っております。生活様式や精神性、価値観、伝統においても多くの共通点を持っております。
このような深い絆に基づき、我々は常に志を一にし、互いの成果を喜び合ってまいりました。近年、両国関係および協力は着実かつ力強く発展しております。
私自身、約1年前にモンゴルを国賓として訪問いたしましたが、その際に受けたフレルスフ大統領閣下ならびにモンゴル国民の温かく心のこもった歓迎を、今なお感謝とともに鮮明に記憶しております。
その訪問において、我々は両国関係を「戦略的パートナーシップ」の水準へと引き上げる歴史的文書に署名いたしました。これは、長きにわたる友好の歴史に新たな章を刻む、極めて重要な節目であります。
今回のフレルスフ大統領閣下のご訪問は、この協力関係をさらに強化するものと確信しております。
本日の会談で、政治、経済、文化、人道分野をはじめとする幅広い分野において二国間協力を一層拡大・深化させるための実り多い意見交換を行い、重要な合意に達しました。
とりわけ、バヤンウルギー県にカザフスタンの領事館を開設することで一致したことは、歴史的・文化的絆に根ざした「戦略的パートナーシップ」をさらに強固なものとする重要な一歩であります。
昨年の貿易総額は1億3000万㌦を超え、着実な成長を示しました。
文化・人的交流の面においても、昨年アスタナで開催された国際音楽コンテスト「Silk Way Star」においてモンゴルの歌手が優勝したことは、両国民にとって大きな喜びでありました。このような取り組みは、相互理解と友好をさらに深めるものです。
教育分野において、カザフスタンは毎年モンゴルの学生に奨学金の機会を提供しており、今後さらにその規模を拡大してまいります。また、教育展示会の開催や、カザフスタン大学の分校設立についても提案いたしました。
都市開発分野での協力の推進とともに、両国の都市間において姉妹都市関係が新たに樹立されました。これは、友好と協力を結ぶ新たな架け橋となるものです。
フレルスフ大統領閣下の今回の国賓訪問は、極めて実り多い成果をもたらしております。地域および国際社会において、我々の立場が一致していることも改めて確認されました。カザフスタンはモンゴルとの関係を極めて重視しております。
大統領閣下ならびにモンゴル国民の皆様のご健勝とご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
両国の揺るぎない友情と友好関係が、今後とも末永く発展することを確信します。
ご清聴ありがとうございました。