日本国特命全権大使の表彰が授与
社会
(ウランバートル市、2026年4月16日、国営モンツァメ通信社)4月14日、在モンゴル日本国大使館大使公邸において、2026年度の日本国特命全権大使表彰式が行われた。本件表彰は、モンゴルと日本との関係増進に寄与した個人及び団体を対象として行われるもので、今回、以下の3個人が表彰された。
井川原賢在モンゴル日本国特命全権大使は「日本モンゴル外交関係樹立50周年を迎えた2022年に、両国関係は『平和と繁栄のための特別な戦略的パートナーシップ』に格上げされ、各分野で発展してきた。表彰される3人は、言語学、美術、日本研究の分野で両国関係の発展と友好・信頼関係の強化に大きく貢献してきた。日本政府を代表し深い謝意を表するとともに、本表彰状が今後の更なる活躍の励みになることを期待する」と述べた。

● P.バトジャブ・モンゴル・アート・ギャラリー最高管理責任者は、2020年から同ギャラリーの最高管理責任者を務め、モンゴルの芸術・文化の発展に貢献している。特に日本国大使館と2022年の「北斎・漫画」展および昨年の「すしを愛でる」展を共催し、成功を収めた。日本の芸術団体と協力した企画展も積極的に開催し、両国のアーティストを結ぶ重要な役割を果たしている。
バトジャブ氏は「モンゴル・アート・ギャラリーは2019年以降、国内の美術分野に実質的な貢献を果たすとともに、対外関係の拡大を目的に多角的な活動を展開してきた。日本との文化・芸術協力にも注力し、日本国大使館と連携して『北斎・漫画』国際巡回展を開催した。その他、『Smile』写真展や皮革芸術家による展示・ワークショップなどを実施し、約20件の展覧会を企画した。更に、60人以上のモンゴル人画家を日本に紹介し、アートツアーや現地のギャラリー・美術館での展示を通じて国際発信を進めている。今後は、日本の素描や伝統・現代美術に関する研究を深化させ、専門家の招聘や交流事業の拡充に取り組む」と述べた。
● J.バトイレードゥイ・モンゴル科学アカデミー言語・文学研究所最上級研究員は、2021~2025年にモンゴル科学アカデミー言語・文学研究所所長を務め、モンゴル語の研究と普及に貢献した著名な言語学者である。2008~2011年にかけて、東京外国語大学で客員教授として日本人学生にモンゴル語を教え、両国の交流と人材育成に寄与した。日本の研究者との学術交流や共同研究も活発に行い、モンゴル語学の国際発展に貢献している。

● U.ザグドツェセム・モンゴル科学アカデミー国際研究所中級研究員は、同研究所の日本研究者として、日本の政治制度、民主主義の歴史、経済政策、そして伝統文化などを幅広く研究し、その成果をモンゴルに紹介することで、国民の日本に関する理解促進に貢献してきた。また昨年『モンゴルの持続可能な開発目標の達成にモンゴルと日本の協力要因が与えた影響(1990~2026)』をテーマに博士号を取得し、両国関係の深化と後進育成に尽力している。
