ホブド県:英雄叙事詩「ジャンガル」の継承者養成研修を初開催
社会
(ジャルガラント、2026年4月23日、国営モンツァメ通信社)ホブド県において、英雄叙事詩「ジャンガル」の再興、継承、および普及を目的とした重要な取り組みが始動した。
叙事詩は、韻文で語られる口承文芸の主要なジャンルの一つであり、それを独特の節回しで吟じる「ハイラハ(唱法)」は、モンゴル人特有の伝統芸術である。ホブド県で、この伝統を維持し次世代へと引き継ぐため、多角的な活動を展開している。
その一環として、ジャンガルを伝授する弟子育成研修が初めて開催されている。受講希望者50名以上の中から選抜された10名が、同研修に参加している。参加者らは10日間の日程で、叙事詩の吟唱法や伝統楽器トフショールの奏法を習得する。さらに、今後は次段階の研修にも参加して知識と技術を深めることを目指している。これにより、ジャンガルの本来の形態を守りながら継承し、無形文化遺産の発展に実質的な貢献を果たすことが期待されている。
本研修を指導するのは、A.バルダンドルジ文化功労者兼国家認定の叙事詩人を中心とする専門家たちである。特筆すべきは、著名な叙事詩人であった故M.プレフジャルの節回しや様式を復元・再現することに重点を置いている点であり、非常に重要な意義を持っている。
英雄叙事詩「ジャンガル」は、15世紀から17世紀にかけてオイラト・モンゴルの間で口承により発展した英雄物語であり、モンゴル民俗文化の極めて貴重な遺産とされる。当局は、今回の研修が単なる一芸術の伝授にとどまらず、国家的な伝統文化を保存し未来へとつなぐ重要な一歩であると強調した。
なお、この研修はホブド県知事室と文化芸術・観光・青少年局が共同で主催している。ジャンガルの再興と若き伝承者の育成を目指す本研修は、今月22日に開講式を迎えた。

