「Protein Mongolia」社 廃棄骨から有機肥料や航空燃料原料を生産

社会
b.dagiimaa@montsame.gov.mn
2026-04-26 11:37:19

(ウランバートル市、2026年4月26日、国営モンツァメ通信社)モンゴルは年間1万5000㌧の肥料をロシアと中国から輸入している。


こうした中、「Protein Mongolia(プロテイン・モンゴル)」社は、家畜の廃棄骨や副産物を最新技術で処理し、環境に優しい有機肥料および家畜・動物用飼料を製造している。同社はウランバートル市西端のエミールト地区に、年間2万㌧の肥料生産能力を持つ工場を建設した。これは国内の農業・耕作部門における肥料需要を完全に満たし、さらに余剰分を輸出に回せる規模を誇る。


同社の肥料は、農耕、ジャガイモ、野菜栽培、樹木苗などの分野で広く利用されている。1日あたり30〜50㌧の家畜の骨や肉を加工し、30〜35㌧の肥料と飼料を生産する。さらに同社は家畜の骨から油脂を抽出し、2023年から韓国への輸出を開始した。この骨油は、韓国で航空燃料の原料として活用されているという。同社のN.オユンバト代表はTs.イデルバト食糧・農牧業・軽工業大臣に対し、これまでに計3000㌧の骨油を韓国へ輸出していることを報告した。また、廃棄骨に天然ミネラルを配合した有機肥料のほか、動物用飼料も製造しており、「トゥメン・シュヴート」や「バヤン」といった国内の主要な養鶏場へ供給していることも紹介した。


イタリアの技術を導入した同社は、今後、粉末状の有機肥料をペレット化して生産し、輸出にも乗り出す計画である。また、骨油の輸出拡大を見据え、2500㌧規模の備蓄倉庫も完成させた。現在、工場は稼働率はわずか30%にとどまっているが、100%まで引き上げることは可能であるという。一方で、経営陣は製品の販路が限定されていることや政府支援の不足が課題であると強調した。