消費者ローンのD/I比率上限、45%に改定
経済
(ウランバートル市、2026年1月19日、国営モンツァメ通信社)モンゴル銀行の金融政策委員会は16日に臨時会合を開催した。
同会合では、銀行が個人に対して新規に供与する、または条件を変更する消費者ローンについて、債務返済額と所得の比率(D/I比率)の上限を45%に改定すると設定した。
S.ナランツォグト総裁は、二段階にわたる構造改革を実施する。私が就任してから1ヵ月余りが経過した。この間、モンゴル銀行が中期的に掲げる戦略および政策運営の方向性を明確にするとともに、組織体制と生産性の向上、国際的な中央銀行の基準に沿った組織構造の構築を進めてきた。この決定は近く正式に確定する見通しである。組織体制は大幅に整理される。改革は二段階で行われ、まず第1段階として、生産性を重視した合理的かつ効率的な組織体制を整備する」と述べた。
モンゴル銀行は、銀行システムにおける信用供給の伸びを適正な水準に抑制し、金融の安定を確保する政策を引き続き実施している。金融引き締め政策が継続しているにもかかわらず、信用の伸びは高水準で推移している。具体的には、2025年11月時点の貸出残高は、前年同月比で21%増加した。
消費者ローンの増加は、需要主導型のインフレを誘発するほか、企業向け融資に必要な資金を圧迫し、消費財輸入を拡大させることで為替相場や国際収支への圧力を高めるおそれがある。加えて、外部経済環境の不確実性が高まる中、銀行システムのリスク耐性を一層強化する必要性が指摘されている。
こうした状況を踏まえ、金融政策委員会は、インフレ率を中期的に目標水準へ安定させ、経済および金融部門の安定を確保することを目的として、前述の政策決定を行った。今後は、マクロ経済および金融環境の動向を見極めつつ、金融政策委員会が必要に応じて次の政策措置を講じる方針である。
Ulaanbaatar