トール川高速道路の入札は1月に発表され、建設は4月に開始
社会
(ウランバートル市、2025年01月07日、国営モンツァメ通信社)ウランバートル市の交通渋滞を緩和させる事業の一環としてナライフ区の4車線道路またはバヤンズルフ橋から始まり、ソンギノハイルハン区内で西部の各県へ向かう安全な環状道路までの32㌖にわたる6車線のトール川高速道路建設プロジェクトが進行中である。
01月05日、ヒシゲー・ニャムバータル首都知事兼ウランバートル市長は、ロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相および関係閣僚にトール川高速道路プロジェクトを詳細に紹介した。
トール川高速道路の入札は今月中に発表され、建設作業は4月に開始する準備が整っている。また、32㌖の高速道路は24ヶ月以内に完成するという。
同高速道路の建設により、ダルハン市およびザミーン・ウーデ国境検問所方向の通過能力が向上し、道路の平均速度が13.5%上昇する見込みである。トール川高速道路は首都の道路と交差することなく、橋梁が建設されるため、渋滞を引き起こさなく、ウランバートル市を時速80~100㌔で迂回できるようになる。
オユンエルデネ首相は、「政府は2025年に地域別発展の理念に基づき、ウランバートル市の建設に注力する。そのため、常設の迅速対応本部を設置した。2025年のウランバートル市の主要な建設プロジェクトの一つがトール川高速道路であり、この道路は6車線の水平軸高速道路で、信号や交差点はない。垂直軸道路も建設され、トール川高速道路と交差する。都市の責任者は24ヶ月以内に市内の高速道路建設を完了させ、土地収用、入札、投資も進める予定である。ウランバートル市民に首都建設を支持することを呼びかける。また、ウランバートル市の深刻な問題である大気汚染、エネルギー、交通渋滞を解決するために迅速に取り組む。法的な枠組みを整備するためにも特別な法律を制定する予定である」と述べた。
ニャムバートル市長は、「先週の閣議でトール川高速道路プロジェクトにいくつかの変更が加えられ、4車線から6車線に変更され、13㌔以上の橋梁が建設されることになった」と述べた。このため、設計図に変更が加わり、入札書類の作成が数日遅れ、今月25日に入札を発表する予定である。現在、モンゴル国内で有効な入札法に基づき、最低価格で最高の入札資料を提出した参加者をオープンに選出し、入札を実施する。2025年4月に建設作業を開始する予定である。建設作業に必要なセメントや鉄鋼の国内メーカーと会議を行った。また、52の峠付近で広範囲にわたる鉱物探査を行い、その結果を閣議報告する。トール川流域に考古学的な遺物があるため、それに触れないようにモンゴル科学アカデミーの研究者らと協力する。橋梁は精密な技術により建設され、高速道路と橋梁の建設時に交通の制限はしない」と強調した。