オチラル首相:「解放しよう」構想を実施する
政治
(ウランバートル市、2026年4月1日、国営モンツァメ通信社)ニャムオソル・オチラル首相が国会本会議で行った演説の全文は以下の通りである。
親愛なる国民の皆様!
尊敬する大統領閣下!
国会議員の皆様!
国際的・経済的・政治的なリスクと危機が重層的に押し寄せる中、モンゴル国首相という重責を担うこととなった。新政権は、圧力の下、三つの主要リスクに直面して発足した。すなわち、第1に燃料価格の上昇と供給不足の懸念、第2に資源価格の変動と収入減少の懸念、第3に国内政治の分断の深刻化である。このような外的環境の悪化と内政上の混乱に起因する三つの脅威に対し、国会議長在任時に提起した「解放しよう」構想、自由実現の「四つの道」、四つの解放政策を実行に移す方針である。
第1の道:経済の解放
1. 金融部門を2本柱体制に転換させ、投資家層の拡大を通じて長期かつ低コストの資金流入を促し、国家や財政に依存しない市場原理に基づく包摂的な成長のエコシステムを構築する。また、災害や各種リスクへの対応は寄付や善意に頼るのではなく保険で賄う仕組みに転換する。更に、公的であった年金制度を見直し、民間年金基金の創設を図る。
2. 国有企業の統合・整理を進めるとともに、一部の解散を含めて財政の過度な拡張を抑制し、民間企業の成長余地を拡大する。企業が小規模から中堅へと発展し、更に大企業が国際競争力を高める成長経路を整備する。
3. 事業の自由、私有財産および投資を法的に保護し、法を超える規則・通達の制定を停止する。また、各レベルの行政においてビジネス環境に悪影響を及ぼす決定を見直し撤廃し、「No surprise」原則の下で、政府による事業への不当な介入を排する。
4. 税制の公平性を高める改正案について、納税者の意見を一層反映させた上で、2027年度国家予算案と併せて上程する。
5. 歳出の優先順位付けを徹底し、不要な支出を削減して緊縮運営に移行する。政府の重複機能を整理し、同一業務の重複を是正する。国会で可決された208本の法律の1024の条項により経常歳出が規定されている現状を検証し、経常歳出の過度な拡大を抑制する改革を2027年度予算案に反映させる。また、農業、電力、交通などの分野で自由競争を促進する。財政の無駄を削減し、国家公務員の給与および年金の引き上げに充てるとともに、賃金・年金を物価上昇に連動して調整する。
6. 地方自治体と民間企業の連携により、各県が独自に事業を実施できる体制を整える。AMNAT(鉱業税)の地方開発基金への配分を現在の10%から20%に倍増させる法的環境を整備し、資源を開発される地域が収益をより多く享受し、一部の支出を自ら賄う権限を付与する。国富基金を拡充し、戦略的鉱区の権利者と互恵的な協議を継続、「モンゴル人 ー 享受者」イニシアチブの下、天然資源の収益を公平に分配する憲法規定を実行する。基金資産の運用を国際基準に沿って行い、オユトルゴイ鉱山からのモンゴル側収益を53%に引き上げるザンダンシャタル政権の方針を堅持する。
7. 前政権で開始された製油所、製鉄所、エルデネブレン水力発電所、銅精錬複合施設などの事業を引き続き推進する。
8. 新雇用創出と技能習得・再教育プログラムを拡充する。大手企業を基盤とした専門学校を設立し、教育と雇用を直結させる新制度を整備する。専門学校の卒業生が即時就職が可能になり、企業が必要な人材を確保できる。また、支援を必要とする者に福祉を提供し、就労可能な者に働く機会を提供する。
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