モンゴル証券取引所指数の低変動
経済
(ウランバートル市、2026年3月31日、国営モンツァメ通信社)国営『モンツァメ』国営通信社は、「エム・アイ・シー・シー証券会社」社(MICC Mongolia International Capital Corporation)との協力で、モンゴル国内の市場および経済に関する週間レビューを開始した。本レビューは毎週初めに発行される。
モンゴル証券取引所
モンゴル証券取引所における当該週の取引では、総額150億7000万トゥグルグに相当する699万株の有価証券が売買された。売買代金上位には、「ゴロムト(GLMT)銀行」社、「ハーン銀行」社、「インベスコール・ノンバンク金融機関」社、APU社、「エルデネ・リソース・デベロップメント・コーポレーション(INV)」社が名を連ねた。
当該期間中には、2件のブロックトレードが実施された。具体的には以下の通りである。
・INVノンバンク金融機関社:8万株を1株当たり9870トゥグルグで取引し、売買代金は7億8960万トゥグルグ
・GLMT銀行社:170万株を1株当たり1301トゥグルグで取引し、売買代金は22億トゥグルグ
・GLMT銀行社:23万3000株を1株当たり1293トゥグルグで取引し、売買代金は3億200万トゥグルグ

直近7日間において、モンゴル証券取引所の各指数は、比較的低いボラティリティのもとで安定した推移を示した。TOP-20指数は0.37%下落、MSE A指数は0.15%下落した一方、MSE B指数は0.59%上昇した。
TOP-20およびMSE Aの下落は、市場全体の時価総額に対して影響力の大きい銘柄の株価に小幅な軟化が見られたことを示唆している。一方で、MSE B指数の上昇は、市場のその他セグメントにおいて一定の堅調な動きが維持されていることを示している。
総じてみれば、各指数の変動幅が限定的であることから、市場には急激な価格変動や高いボラティリティは見られず、比較的安定した環境が維持された週であったと評価される。

2月、トゥグルグは米㌦および主要通貨に対して下落
国家統計局(NSO)の発表によれば、2026年2月においてトゥグルグは米㌦およびその他主要通貨に対して下落基調が継続した。対米㌦の月間平均為替レートは1米ド㌦=3,565.87トゥグルグとなり、前月比4.8トゥグルグ、前年同月比106.7トゥグルグのトゥグルグ安となった。
また、対ユーロでは1ユーロ=4221.12トゥグルグとなり、前月比41.6トゥグルグ、前年同月比619.7トゥグルグの下落となった。これは主要通貨の中で最も大きな変動幅である。
その他の通貨についても同様の傾向が見られた。ロシアルーブルは1ルーブル=46.31トゥグルグ(前月比+0.7、前年同月比+8.7)、中国元は1元=516.38トゥグルグ(前月比+5.4、前年同月比+41)となり、トゥグルグ安の進行が確認された。
主な為替指標
USD/MNT:3,565.87(前月比+4.8、前年比+106.7)
EUR/MNT:4,221.12(前月比+41.6、前年比+619.7)
RUB/MNT:46.31(前月比+0.7、前年比+8.7)
CNY/MNT:516.38(前月比+5.4、前年比+41)
総じて、2月の為替動向は主要通貨に対するトゥグルグの広範な下落を示しており、為替市場への下押し圧力が継続していることを示唆する。月次ベースでは変動幅は比較的限定的である一方、年次ベースでは下落幅がより顕著であり、とりわけ対ユーロでの下落が際立っている。これらの動きから、短期的には安定的な推移を維持しつつも、中期的には下落トレンドが継続していると判断される。
「首都ボンド」債券の一次市場取引、100%成功裏に完了
ウランバートル市議会の2025年12月26日付決議第25/145号およびモンゴル政府の2026年2月11日付決議第49号に基づき、期間3年、年利14%、額面100万トゥグルグの「首都ボンド(都債)」20万口の公募が実施され、総額2000億トゥグルグの資金調達を目的とした一次市場での募集は、全量消化により成功裏に完了した。
本「都債」により調達された資金は、ウランバートル市のエネルギー供給能力の拡充を目的とする第5火力発電所プロジェクトの第1段階に充当される予定である。
同プロジェクトでは、第1発電ユニットを2028年第1四半期に稼働開始する計画であり、続く第2ユニットも同年中に稼働予定である。これにより、ウランバートル市北西部における電力および熱供給の大幅な増強が見込まれる。
本「都債」の発行は、国内資本市場を通じて大規模インフラ・プロジェクトの資金調達を実現し得ることを示す具体例となった。
