ザ ブ ハ ン 県 赤にんにく栽培に注目

特集
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2020-02-14 11:08:05

 ザブハン県議会の決定により、同県の名産ブランドである赤にんにく栽培を増やすため、サブプログラムを作成し、2013~2016年間、2016~2020年間に、2段階でこのプログラムを実施することになった。

 2013年に、12中小企業が2.5㌶から3.5㌧の赤にんにくを収穫した。このプログラムを実施以降、2020年初期時点で、8.7㌶から15.8㌧の赤にんにくを収穫した。赤にんにくのオリアスタ品種はD.ヴォロージさんと、S.ヤンジンハンドさんが特許を持っている。

 オリアスタ品種の赤にんにくは白いにんにくより、味が強くて1回の食事にひとかけらで十分。さらに、ガン、風邪、腎臓病を予防するとともに、植物の抗生物質といわれるフィトンチッドが含まれているため、心臓や胃腸の動きを活発化し、免疫力を高める。また、強い抗菌性を持っている。オリアスタイ品種の赤にんにくは種でなく、ひとかけで植え付ける。他のにんにくに比べると成長が早く、耐寒性が強い。ひとかけは5~8度の温度で成長し、すべての成長に18〜20度が最適。鱗茎が出るまで大量の水分が要る。

 約300年前に、中国人がザフハンン県のオリアスタイ郡で赤にんにくを栽培し始めた。1950年代後半、パルテイザンチョイバルサン組合が再栽培し、郡民の需要を供給していた。しかし、1990年代の民主化以降、栽培は減少し、絶滅の危機に瀕していた。1992年、R.オモンツォーさんがダルハン・オール県研究所から3㌕のにんにく種を買い、赤にんにくを栽培し、県民に栽培方法を教えた。

 赤にんにくの需要は年々増加しており、値段は中国から輸入する白にんにくより15%高く、冬季は1㌕の赤にんにくは6万~7万トゥグルグで販売される。