マザーライに宇宙信号送信機付きの首輪を装着
社会
(ウランバートル市、2026年4月16日、国営モンツァメ通信社)モンゴル大統領の発案により実施中であるマザーライ(ゴビ砂漠の熊)保護活動の一環として、自然環境・気候変動省、「マザーライ」モンゴル希少動植物保護協会、「フレーレン(環境)」プロジェクト、ゴビ大厳重保護区A地区管理事務所が共同で、バローン・トーロィンのオアシスにてマザアライに衛星信号送信機(GPS)付きの首輪を装着した。
自然環境・気候変動省の発表によると、体重150㌔の個体を捕獲し、首輪を装着するとともに、研究用として組織および体毛のサンプルを採取した。この首輪は、位置情報を送信するだけでなく動画撮影機能も備えており、マザーライの移動経路や食性、生息環境の選択などの生物学的・生態学的特徴を詳細に調査することが可能になるという。
レッドデータブック(絶滅危惧種レッドリスト)に登録されているマザーライは、モンゴルのゴビ砂漠に分布するヒグマの亜種である。外見は森に生息するヒグマに似ているが、体躯はより小さい。平均体重は90〜100㌔、体長は約150㌢、体高は80〜92㌢である。首や四肢は胴体よりも色が濃く、胸部や首の付け根に白い斑点があるのが特徴で、動きは軽快である。
モンゴルでは2月28日が「マザーライの日」と定められ、最新の調査によれば、国内の生息数は約50頭と推定されている。
今回の活動拠点となったゴビ大厳重保護区は2つのエリアで構成されている。マザーライが生息するA地区は、バヤンホンゴル県とゴビアルタイ県の南端に位置し、国境から約100㌔にわたる範囲をカバーする。その面積は4万5149平方㌔に及び、エドレン山脈、アタス、チンギス、セグス・ツァガーン・ボグド、アルスラン・ハイルハン、シヴェート・ウラーンなどの山々や、ノミン、ツェンヘルといった広大な谷を含む砂漠地帯となっている。
