『ジュラの世界』彫刻展開幕
カルチャー
(ウランバートル市、2025年6月30日、国営モンツァメ通信社)28日、自由創作のN.ラグワスレンアーティストによる初個展『ジュラの世界』彫刻展のが、ザナバザル名称絵画美術館にて開幕した。
開会式で、文化功労者であり風刺画家のS.ツォグトバヤル氏は、「本展の作者であるN.ラグワスレン氏は、私たちと同じく、遊牧民モンゴル人の記憶と伝統を受け継ぐ“現代の遊牧民”である。同時に、常に新たなアイデアや思想を探求し、迷いなく歩み続け、努力を惜しまず進化し続ける“精神の遊牧民”でもある」と語った。
N.ラグワスレン氏は、7年にわたり鋳造技術を駆使して制作した30点あまりの青銅彫刻を展示している。彫刻のアイデアを初めて得たのは、愛犬「チコ」を見ていた時だったという。それ以来、迷うことなく彫刻の世界に飛び込み、心をすべて奪われた。時間も費用もかかるが、すでに新たな作品づくりに取り組んでいると、開幕の際に語った。
『ジュラの世界』という展覧会名は、特別な意味や奇抜な発想が込められているわけではない。子どもの頃、家族からそう呼ばれていたあだ名に由来しているという。展覧会は7月4日まで開催される。