「I Love Sushi」展、寿司文化紹介
社会
(ウランバートル市、2025年6月26日、国営モンツァメ通信社)今月27日より、モンゴル・アート・ギャラリーにて、在モンゴル日本国大使館の主催、日本財団の企画による世界巡回展「I Love Sushi」が開催される。
1972年に設立された日本財団は、文化、言語、精神的交流を通じて世界の人々に日本への理解を深めてもらうことを目的としている。本展はその文化プログラムの一環として開催され、世界でもっとも広く知られる日本料理の一つである「すし」の魅力を多角的に紹介する。
2013年に「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたが、その代表格とされるすしの独自の価値が国際的に認められた象徴的な出来事でもあった。長い歴史の中で日本の自然、風土、伝統、知恵、そして味覚を取り入れて進化してきたすしは、日本を象徴する特別な料理である。
本展は、寿司の起源をはじめ、各地の自然環境や文化、生活様式に応じて、いかにして寿司が変化・発展してきたかを紹介する。また、現代のすし文化や、将来の食に関する課題の中でのすしのあり方について考えるきっかけにもなる。更に、すしが日本でどのように楽しまれているかを体験できるシミュレーションコーナーも設けられている。
すしにあまり馴染みのない方も、すしファンの方も楽しめる本展は、単なる料理の展示にとどまらず、日本の歴史や風習、美意識に触れることができる貴重な機会である。
展覧会は6月27日〜7月17日にかけて開催される。