映画『トリオ』「国際タイ映画祭」のトップ30作品選出
カルチャー今年の「国際タイ映画祭」(International Thai Film Festival Ak.a. ITFF)に世界中から約9000件に及ぶ映画の応募があり、選りすぐりの上位30作品が選出された。モンゴルのドルジ・バットトムル監督の映画『トリオ』はその一つとなり、ランクインされた。
2021年に公開した同映画には、ダウン症を持つ児童のT.テルムーンくんが主演した。同映画は、「どなたでも置き去りにしない」という趣旨下で、ダウン症の人たちの権利を守り、平等にアクセスできる社会を作ることを訴えている。また、「mongol、 mongoloid、mongolism」という言葉のダウン症、つまり遺伝的欠陥があるという、まるでダウン症がモンゴル人に関連しているという国際的な誤解を正そうと目指したという。ITFFの授賞式は9月15~19日にオンラインで開催される。
同映画は、10月に開催される第38回ワルシャワ映画祭にも招待されている。また、同じく10月に米国カリフォルニア州で開催される「パームスプリングス国際ダウン症映画祭」(Palm Springs International Down Syndrome Film Festival)で上映されることになっている。