農業管理の優良事例を導入
社会
(ウランバートル市、2025年11月4日、国営モンツァメ通信社)「世界南部地域の土壌持続的管理能力開発(SSC Soil)」プロジェクトはモンゴルで正式に開始された。
本プロジェクトの枠で、モンゴルで土壌マッピングや実験室能力向上、持続可能な農業管理の優良事例の導入、地域間協力の強化などを目的としたプログラムが実施される。モンゴルは本プロジェクトが実施される4番目の国となり、中国から土壌保全の技術支援を受ける。
食糧・農牧業・軽工業省は、国連食糧農業機関(FAO)および中国農業省と協力して本プロジェクトを実施する。これは、南南協力(South–South Cooperation)の枠で、土壌管理改善を目的にモンゴルで実施される初のプロジェクトとなる。
T.ジャンバルツェレン食糧・農牧業・軽工業省国務長官がプロジェクトの開幕式および文書受領式に出席し「土壌保全は食料安全保障と直結する。土壌を守ることは、次世代への投資でもある。モンゴルは過去60年間以上にわたり農業を経営したが、土壌劣化のリスクが生じている。放牧地が荒廃し、負荷が過度になったため、持続可能な土壌管理の導入が必要になった。本プロジェクトにより、モンゴルの土壌管理が新段階に引き上げられる」と述べ、緑豊かで持続可能な未来を構築することを呼びかけた。
土壌保全を通じて持続可能な農業を促進する本プロジェクトは、2025年~2028年にかけて実施される。

Улаанбаатар