1世帯あたりの収入・支出の構成

経済
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2025-05-19 15:31:07

(ウランバートル市、2025年5月19日、国営モンツァメ通信社)社会・経済に関する世帯調査の2025年第1四半期の結果(2020年価格で調整)によると、1世帯あたりの月間平均実質所得は180万トゥグルグとなった。これは、2024年の同時期と比べて9万9200トゥグルグの増加である。


1世帯あたりの月間平均実質現金収入は170万トゥグルグとなり、2024年の同時期と比べて9万300トゥグルグの増加となった。実質所得の増加を内訳で見ると、給与収入が5万2500トゥグルグ、年金・手当収入が1万7000トゥグルグ増加している。これにより、実質所得は5.8%増加する結果となった。


現金収入の構成を見てみると、57.4%が給与、22%が年金・手当、7.6%が農業生産による収入、5.6%が農業以外の生産およびサービス業による収入、そして7.4%がその他の収入となっている。


世帯の現金収入に基づいて見ると、70万トゥグルグ以下の収入を持つ世帯は8万2400世帯、70万トゥグルグから160万トゥグルグの収入を持つ世帯は23万9200世帯、160万~300万トゥグルグの収入を持つ世帯は33万600世帯、300万トゥグルグ以上の収入を持つ世帯は35万2700世帯である。


現金収入を2024年の同時期と比較すると、70万トゥグルグ以下の収入を持つ世帯は4万6600世帯減少し、70万~90万トゥグルグの収入を持つ世帯は8300世帯減少、90万~110万トゥグルグの収入を持つ世帯は20300世帯減少、110万~160万トゥグルグの収入を持つ世帯は17100世帯減少、210万~300万トゥグルグの収入を持つ世帯は600世帯減少した。一方、160万~210万トゥグルグの収入を持つ世帯は7600世帯増加し、300万~400万トゥグルグの収入を持つ世帯は3万2700世帯増加、400万トゥグルグ以上の収入を持つ世帯は6万4900世帯増加した。


今年の第1四半期のデータによると、70万トゥグルグ以下の収入を持つ世帯の平均現金収入の70.4%、70万~110万トゥグルグの収入を持つ世帯の平均現金収入の55.3%、110万~160万トゥグルグの収入を持つ世帯の平均現金収入の50.9%が年金および手当からの収入である。


現金収入が増えるにつれて、給与収入が総収入に占める割合も増加している。具体的に、月収が160万〜210万トゥグルグの世帯では、平均現金収入の42.4%を給与収入が占めており、210万トゥグルグ以上の収入を持つ世帯では、その割合が65.0%に達している。


1世帯あたりの月間平均総支出は、当年価格で290万トゥグルグとなり、前年同時期と比べて38万5,000トゥグルグ増加した。


現金支出の構成を見ると、67.5%が非食品の商品・サービスへの支出、19.6%が食品への支出、1.9%が他者への贈り物・援助、11%がその他の支出となっている。


食品への月間平均支出のうち、31.1%が肉類および肉製品、23.8%が穀類・小麦粉・小麦粉製品、12.3%が乳製品・卵、7.8%が野菜・根菜類・葉物野菜に充てられており、これらで全体の食費支出の75%を占めている。


食品支出の構成を2024年の同時期と比較すると、肉類・肉製品が全体の食品支出に占める割合は1.1ポイント、果物・ナッツは0.6ポイント、野菜・根菜類・葉物野菜は0.4ポイント増加した。一方、穀類・小麦粉・小麦粉製品は1.7ポイント、各種油脂は0.5ポイント、砂糖・菓子類・スイーツは0.3ポイント、乳製品・卵は0.2ポイント減少した。


また、非食品の商品・サービスへの支出のうち、13.2%が車両の燃料・部品・修理・整備費、11.5%が既製服・靴、6.8%が通信サービス、6.6%が個人向けの財・サービス、6.2%が医薬品・医療用品・医療サービス、4.4%が教育費となっている。


世帯を現金支出額別に分類すると、月額70万トゥグルグ未満の支出の世帯は4万200世帯、70万~160万トゥグルグの支出の世帯は23万1100世帯、160万~300万トゥグルグの支出の世帯は38万8900世帯、300万トゥグルグ超の支出の世帯は34万4700世帯である。


2024年同時期と比較すると、月額支出が70万トゥグルグ未満の世帯は1万5,400世帯、70万~90万トゥグルグの世帯は1万8400世帯、90万~110万トゥグルグの世帯は3万1200世帯、110万~160万トゥグルグの世帯は3万3000世帯、160万~210万トゥグルグの世帯は1万3100世帯それぞれ減少した。一方、支出が210万~300万トゥグルグの世帯は2万8800世帯、300万~400万トゥグルグの世帯は5万3900世帯、400万トゥグルグ超の世帯は4万700世帯増加した。


本年第1四半期のデータによると、月間支出が70万トゥグルグ以下の世帯では、平均現金支出の28.6%が食品に充てられている。月間支出が70万~110万トゥグルグの世帯でも同様に28.6%が食品支出であり、110万~160万トゥグルグの世帯では25.1%が食品支出となっている。また、210万トゥグルグ超の支出をする世帯では、平均現金支出のうち18.3%が食品、70.2%が非食品の商品・サービスに支出されている。