コーデックス委、モンゴル提案の滅菌ラクダ乳規格を承認
社会
(ウランバートル市、2025年11月13日、国営モンツァメ通信社)国際食品規格を策定するコーデックス・アリメンタリウス委員会(Codex Alimentarius Commission)の第48回総会がイタリア・ローマで開かれ、モンゴルが提案した「滅菌ラクダ乳のコーデックス規格案」が審議され、全加盟国の合意により「新規業務」として承認された。
会合で39ヵ国が正式に支持を表明した。モンゴルが国際食品規格の策定を主導し、承認に至ったのは今回が初めてで、歴史的な成果となった。
食糧・農牧業・軽工業省は、国内の乳業発展と輸出拡大を目指し、滅菌ラクダ乳およびチャツァルガナ(シーバックソーン)オイルの国際規格づくりを進めてきた。作業団は約1年にわたり、二峰ラクダ乳の成分や特性に関する科学的データを収集・分析し、共同提案国とともに標準案を練り上げたという。
同委員会による規格の採択により、モンゴルの固有の特産品が世界市場への参入機会を得るとともに、遊牧民の所得向上にもつながることが期待されている。

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