モンゴル・キルギス両大統領が公式会談

政治
b.dagiimaa@montsame.gov.mn
2025-07-21 15:49:20

(ウランバートル市、2025年7月21日、国営モンツァメ通信社)オフナー・フレルスフ大統領は、キルギス共和国を国賓として公式訪問している。


両国の国家元首は公式会談を行い、過去30年以上にわたる関係の成果を総括し、今後の協力を経済分野を中心に豊かにしていく展望と優先分野を明確にした。


フレルスフ大統領は、中央アジアの歴史と文化の発祥の地であり、自然の美しさに恵まれた祖国に招待し、モンゴル代表団を温かく歓迎したことに対し、サディル・ジャパロフ・キルギス共和国大統領およびキルギス国の政府、国民に心からの感謝の意を表した。


モンゴルは、中央アジア諸国、とりわけキルギスとの関係と協力をあらゆる分野で拡大・深化させる意思を示した。



同国賓訪問の機会に、伝統的な友好関係の水準を一段引き上げ、「包括的パートナーシップ」に到達したことは、両国関係の歴史において特筆すべき重要な出来事であると強調した。


ジャパロフ大統領は、2023年にモンゴル国で行われた国賓訪問が、友好関係の拡大と発展に重要な弾みをつけたことを指摘し、国家元首同士が短期間に相互訪問を重ねていることは、両国民の友情と親善をさらに強固にするとの確信を示した。


ジャパロフ大統領は、モンゴルが地域における重要なパートナーであることを強調し、今後ハイレベルの対話の頻度を高め、相互信頼を強化し、経済協力をさらに拡大・発展させる意思を表明した。


両国の元首は、これまでに合意した事項の約90%が実現していることに満足の意を表した。


国賓訪問の一環として、法的枠組みの強化や法務、農業、文化、教育、科学、情報技術などの分野での協力拡大を目的とした10件以上の文書に署名したことを高く評価した。


貿易額の拡大を目的として、羊・ヤギ・牛・馬の食肉および食肉製品、内臓品をキルギスへ輸出し、果物やベリー類、魚および水産加工品をモンゴルへ供給することで合意し、あわせて動物検疫に関する国際証明書を承認した。


モンゴル国大統領が提唱した「ホワイト・ゴールド」全国運動の一環として、モンゴルの羊毛・カシミヤをキルギスの綿・紡績糸生産と連携させ、編物および織物製品の加工・製造に関する共同プロジェクトを実施することに合意した。





両国は、国連およびその他の国際機関の枠組みにおいて、協力関係を一層深化・発展させていく意思を確認した。