文化分野に10の電子システムを導入

社会
l.mungunchimeg@montsame.gov.mn
2024-06-17 12:05:02

(ウランバートル市、2024年6月17日、国営モンツァメ通信社)「アジアイノベーションと文化フォーラム2024」の席上、文化分野の新復興政策の枠内、過去2年間に10の電子システムを開発し、使用されているとナランツェツェグ文化省・文化政策実施調整局長が強調した。


同氏はフォーラムの冒頭で、「モンゴル政府は国際標準に従ってデジタル化を進めている。また先週、文化分野を経済の独立分野として発展させる目標の一環として、文化的創造的生産支援法が国会で承認された。政府の2022年の決議第314号の文化的創造的生産の優先6つの部門の1つにデジタル・コンテンツと電子ゲームを開発させると反映した」と表明した。


同フォーラムでは、モンゴル、中国、日本の技術・文化企業の専門家が、文化的価値のある物を現代技術で宣伝し、紹介する経験を共有し、講義を行った。


香港理工大学人工知能インターネット研究所のリー・ミン副研究員に文化分野におけるイノベーションについて説明してもらった。



同氏は、「デジタル技術の革新は世界中で強力に発展している。特に、シンガポール、香港、アラブ首長国連邦、北米の専門家が同分野に参入してきた。モンゴルにとって俺は初めてで、同イノベーションフォーラムに参加させていただいている。モンゴルの各大学、研究機関の専門家、実業家等と今後、デジタルデザインや海外ビジネスの分野で協力したい意向である。


人間社会の発展はイノベーションの過程で継続的に進み続けている。最初は電話を使用していたが、今ではモバイルインターネットを使用している。次に、インターネット決済とインターネット製品が登場した。しかし、次の時代には、価値観を核とした新世代のインターネットが登場すると考えられている。これはWEB3で、人工知能を使用してこのデジタル空間のコンテンツを作成する。このブロックチェーンが同デジタルコンテンツの価値を定義する。


モンゴルで見た多くのものの一つは青い空であった。俺が宿泊したホテルは「ブルースカイ」という名前であった。青空に象徴されるものがたくさん見られた。この特徴で広告を出している。それはモンゴル民族の伝統的な文化的IPである可能性もある。テクノロジーを通じてデジタルコンテンツを作り、デジタルテクノロジーのエコシステムに移行する必要がある」と表明した。



「楽座マーケットプレイス」会社の甲斐義和代表取締役兼CEOが「モンゴルは5回目である。2011年より、我々は日本の『楽座マーケットプレイス』を運営している。先進国はエンターテインメントを重視している。しかし、モンゴルでは今後、土地開発など新しいことが次々と起きていく国であるので、NFT、ブロックチェーン、メタバースというテクノロジーを新時代のインフラや若い世代が作り上げていく新事例につなげる印象を受けている。日本の中で現物とデジタルのNFT取引システムを弊社『楽座』が最初に開始した。モンゴルは資源の多い国で、今後建物が建っていく状態であるのでNFTシステムの仕組みを使い、国境を越した資金の流入やユーザー獲得が弊社として可能であり、事業として展開していきたいと考えている」と表明した。



「楽座マーケットプレイス」会社の岡村知拓専門家が「モンゴルは他の国に比べて文化を大切にする国であるという印象を受けた。今は、人口知能、インターネットが普及している中でデジタルで作られるものだけではなく、現物のあるもの、歴史のある物の価値がより高くなっていくと思うので、これからモンゴルはますます発展していくと思うし、ポテンシャルがあるという印象を受けた」と表明した。


同フォーラムは、モンゴルの文化的価値を宣伝し、国際的な手法や技術を学習し、協力可能を開拓する目的で今後、毎年開催される予定である。