モンゴル写真発展90周年、国際学術会議が開催

社会
b.enkhtuya@montsame.gov.mn
2025-10-09 10:10:31

(ウランバートル市、2025年10月9日、国営モンツァメ通信社)10月8日に、「モンゴル写真発展90周年」国際学術会議がチンギス・ハーン国立博物館で開催された。

会議に国内外から23人の研究者が参加し、このうち6人は海外の学者や博士であった。

今回の学術会議は、写真芸術の発展を学術的観点から研究・批評し、次世代の研究者を育成することを目的として開催されたもので、今後はモンゴル写真の国内外での研究や宣伝を進め、国際的な連携強化を図る方針である。

モンゴル写真家協会のTs.バトバータル事務総長兼博士は、「本日はモンゴルで写真家協会が設立されてから90周年を迎える記念すべき日である。来年は世界的にも写真誕生200周年を迎える。調査によると、モンゴルで初めて写真が撮影されたのは1845年であり、私たちは180年の写真史を持つ民族といえる。社会主義時代には建設と発展を記録する写真文化が体系的に発展した。現在は若い世代が中国、日本、米国などで学びながら創作の幅を広げている。大学でジャーナリズム専攻で写真教育が行われ、モンゴル芸術文化大学には写真専攻コースも設置された。また、近年写真分野にも人工知能(AI)が導入されていることに触れ、真の写真とは人の手で撮影され、感情が宿る“生きた作品”であると考えている。伝統的な写真の価値を守りながら、時代とともに発展させていきたい」と語った。


現在、モンゴル写真家協会は300人以上会員が所属しており、最年少は18歳、最年長は90歳のベテラン写真家だという。