モンゴル日本青年交流支援センターに、日本の外務大臣表彰 「日本語教育を通して、日モの架け橋となる人材を育てていきたい」

教育
bolormaa@montsame.gov.mn
2021-12-16 13:54:12

14日、在モンゴル日本大使館公邸において、本年度の外務大臣表彰の授与式が行われた。

表彰されたのは、200411月にNGO法人を設立したモンゴル日本青年交流支援センターで、主に朝日新聞奨学生(新聞配達要員)の送り出し機関としてその選抜と合格者に対する事前教育を行って来た。2005年に第1期生の4名を日本へ送り、来春の22期生で300人以上の奨学生を送るまでに至っている。この間、日本語初級から検定試験2級レベル合格までの多様な授業、その成果の場である「日本語スピーチコンテスト」の開催、個人や団体の交流支援など、日本とモンゴルの架け橋としての貢献が表彰の理由となった。

冒頭、小林弘之在モンゴル特命全権大使が同センターの高いレベルの日本語教育の実績を称えた上で、「日本マナーや習慣、自転車、バイクの指導も親身になって教えた。特に来年は日本・モンゴル外交関係樹立50周年で、両国政府は“青少年交流年”と位置付けている。今後いっそうの友好促進に協力してほしい」と期待感を表し、式典後には「本日、大勢の人が集まられたのも、日ごろの努力と活動の証ですね」と評した。

コロナ禍で来モ出来なかった同センター理事長・横町俊智さんのお礼の言葉の代わり、事務局長のジャワザンドラムさんが「この度の栄誉を励みとして、未来を築く青少年の日本語教育と留学支援を今後も続け、両国の友好に努力したい」と述べた。会場にはお祝いに駆けつけた人々に交じって卒業生らの姿もあり、終始なごやかな雰囲気に包まれた。

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