陶磁器の魅力に触れる特別展が開幕

社会
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2025-11-20 17:01:10

(ウランバートル市、2025年11月20日、国営モンツァメ通信社)11月19日、モンゴルの陶磁器工芸工場の創立70周年を記念し、コレクターのKh.バトプレブ氏が収集した陶磁器展が、G.ザナバザル名称造形芸術博物館で開幕した。

同展は3つのセクションで構成され、世界の陶磁器を題材にした切手・はがき・封筒、モンゴルの陶磁器工芸工場の作業員や製品に関する歴史的写真、古代から現代に至る陶磁器製品など、600点以上の貴重な資料が展示された。

開幕式でバトプレブ氏は、「本展は、陶磁器工芸工場の創立70周年事業の一環として開催した。また、同工場で生涯を通して働いた父、Ts.ホロローを追悼する思いを込めて開幕した。私は幼い頃、夏休みになると陶磁器工芸工場で働いた。本展には、最初の陶磁器工芸工場で生産された初期の作品から現在の製品までをそろえた。モンゴル製のすべての陶磁器を収集することは不可能だが、自分が収集できた品々を展示した。陶磁器工芸工場の最も芸術性の高い華やかな時代は、1955年から1965年である。この時代の作品は形やデザインに優れるだけでなく、モンゴルの伝統や風俗を反映しており、コレクターの間でも最も希少で価値の高いものとされている。展示されている作品はいずれも同じものはなく、それぞれ独自の特徴を持っている」と述べた。

本展で、観覧者の目を引く多数の作品に加え、1991年にモンゴル陶磁器工芸工場で制作された特別注文品として、当時の価格で1500トゥグルグ相当のチンギス・ハーンの肖像入りの壺や、工場の初期の専門家らが中国人職人の手で描いた作品など、各時代の製品の特徴を示すサンプルが展示された。

本展は11月30日まで開催される。