児童のデジタル依存症の予防と知的発達支援プログラムを開始
社会
(ウランバートル市、2025年11月14日、国営モンツァメ通信社)22日、首都知事室、国連児童基金(UNICEF)、モンゴル知能開発アカデミーは児童の注意力や創造性を高め、デジタル依存を予防することを目的としたプログラムを共同で実施するため、協力覚書に署名した。
覚書は、三者の連携を強化し、児童の学習能力向上に向けた効果的な取り組みの拡大可能性を検討するものである。首都知事室によると、モンゴルが1990年に批准した「子どもの権利条約」の理念に基づき進められる。
ウランバートル市のA.アマルトゥブシン副市長(社会分野およびグリーン開発担当)は、「世界を舞台に活躍するグローバル人材を育成、三者が協力して取り組む」と述べた。UNICEFはモデル校として10校を選定し、12月1日~2026年6月1日までの7ヵ月間、事業を実施する。UNICEFが継続が適当と判断された場合、市内178校への拡大も検討されるという。
協力覚書の一環として、市内の10校で「知能スポーツ・プログラム」を試行し、基本技術の指導や教材(スポーツスタッキング用カップ、マット、タイマー、指導書など)を提供する。各校から3名の教員・指導者を研修し、資格を付与する。
2026年5月には参加校による「知能スポーツ選手権大会」を開催予定である。期間中は、集中力や行動変容、デジタル機器使用などの指標を用いて調査・評価を行い、効果的な取り組みを市内の学校に共有していく。
Ulaanbaatar