「チンギス・ハーンの血統を継ぐ活仏:東方大文化の再興」特別展が開幕
カルチャー
(ウランバートル市、2025年11月21日、国営モンツァメ通信社)チンギス・ハーン生誕863周年「モンゴル誇りの日」にあわせ、「チンギス・ハーン国立博物館」で、初代活仏ウンドル・ゲゲーン・ザナバザル生誕390周年を記念した「チンギス・ハーンの血統を継ぐ活仏:東方大文化の再興」特別展が開幕した。
今回の特別展では、五つの博物館が所蔵する、これまで一度に公開されることのなかったザナバザルの造像およびその流派に属する約40点が一堂に会している。モンゴル美術史において重要な位置を占める作品群をまとめて鑑賞できる、極めて貴重な機会となっている。
開幕式でCh.オンドラム文化スポーツ観光青年大臣は、 「チンギス・ハーンの偉業を振り返り、その功績を後世に伝える取り組みを続けてきた。今年は、国家・宗教・文化の発展に大きな足跡を残したザナバザルの生誕390周年という節目でもある。ザナバザルの創造した精神文化的価値の本質を理解し、研究への関心を高める機会にしたい」と述べた。
ザナバザル美術館のP.バイガルマー館長は「ザナバザルは、モンゴルの精神文化と美意識を世界的水準へと押し上げた人物である。人体の比例を独自に再解釈し、“ザナバザル流派”という独創的なスタイルを築き上げた。ザナバザルの作品は単なる工芸を超え、瞑想哲学を視覚化した東洋美術の新たな基準を示している」と語った。
「チンギス・ハーンの血統を継ぐ活仏:東方大文化の再興」特別展は11月29日まで開催される。













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