チンギス・ハーン国立博物館、新収蔵品150点を一挙公開
カルチャー
(ウランバートル市、2025年10月20日、国営モンツァメ通信社)チンギス・ハーン国立博物館で、「新収蔵品の精華」特別展が開催された。展覧会で、過去一般に公開されてこなかった貴重な資料や作品約150点が展示されている。
なかでも注目を集めているのが、シエラレオネでの国連特別法廷警備任務を遂行し、2011年に帰国したモンゴル国平和維持部隊の活動を記念して発行された「チンギスの勇者たち」記念切手である。
このほか、1962年にチンギス・ハーン生誕800周年を記念して発行された特別切手や、18~19世紀の史料『ボロルトリ』の原本、1677年にフランスで出版された歴史書『チンギス・ハーンの歴史』、L.アムガラン画家による1990年の絵画《ハルズルフの青い湖》なども並ぶ。
展示品はいずれも、2022年以降に同博物館のコレクションに加わった新収蔵品で、購入や寄贈によって集められたものである。博物館で「歴史と文化遺産を広く紹介し、国民と共有することを目的としている」としている。
特別展「新収蔵品の精華」は、10月30日まで一般公開される。