5000世帯分のグリーン住宅プロジェクト進行中
社会
(ウランバートル市、2025年10月14日、国営モンツァメ通信社)生態系への配慮と再生可能エネルギーの活用を柱とするグリーン住宅プロジェクトが、バヤンホショー地区とシャルハド地区の2ヵ所で進められており、温室効果ガスの排出を抑えつつ、住民の所得に見合った持続可能な住宅の整備を目指している。
先月、両地区でそれぞれ110世帯分の4棟、合計8棟・220世帯の住宅建設工事が完了し、国家委員会に引き渡された。その他の区画でも計画通り工事が進んでいるという。
第1段階では、バヤンホショー副センターで462世帯分・10棟、シャルハド副センターで338世帯分・10棟の集合住宅とサービス施設の建設が進められている。
現在、バヤンホショー副センターは、残る150世帯分・4棟の住宅建設が70%まで進んでおり、76世帯分・2棟の進捗率は52%。さらに126世帯分・3棟は来年着工予定となっている。一方、シャルハド副センターは、152世帯分・4棟が70%、76世帯分・2棟が49%の進捗率に達している。
同プロジェクトにより、ゲル地区では住宅や道路、上下水道などのインフラ整備が進むとともに、暖房・給水・電力供給にもスマート技術が導入される見込みだ。環境に優しく、持続可能な都市生活を実現する新たなモデルケースとして期待される。
また、「EDGEグリーンビルディング認証システム」の基準に基づき、水使用量を20%削減できる省水型技術の導入も計画されている。