モンゴルの信用格付が2014年以降で最高水準に

経済
montsushin@montsame.gov.mn
2025-10-20 10:48:18

(ウランバートル市、2025年10月20日、国営モンツァメ通信社)ムーディーズ(Moody’s)国際格付け機関は、モンゴルの2025年度信用格付けをB2からB1に引き上げ、長期見通しを安定的に維持したと公表した。


格付け引き上げの理由として、安定的な経済成長、債務管理の改善、財政規律の強化、輸出多様化の開始が特に強調された。また、経済指標が資源価格の下落にもかかわらず改善され、ガバナンスと制度の効果性に関する改革にも進展が見られたと評価されている。


同件は、モンゴルが2014年以降に獲得した最高の信用格付けであり、経済政策の継続性、対外的な信頼性、投資環境の改善に寄与する重要な要素となった。


信用格付けの向上により、政府外債(国際債券)の価値が上昇する他、海外市場からの資金調達コストの低下、投資家の信頼向上、金融の安定性強化、更に商業銀行と民間企業の信用格付けの改善にもつながる。


同機関は2年連続でモンゴルの信用格付けを引き上げ、本年に「B1・安定的」水準に改善した。


信用格付けは、政府、民間企業、金融機関が海外投資を誘致し、資金調達コストを引き下げることに直接影響するため、経済成長の促進や持続的な開発に極めて重要な指標である。