鉄道地下通路建設事業、工事が進行中
社会
(ウランバートル市、2025年11月25日、国営モンツァメ通信社)鉄道と道路が交差する地点での交通安全の確保や自動車の通行力向上などを目的に、地下通路建設事業が進行中である。
第1地点であるタワンシャルの鉄道396番踏切地下通路の工事は9割以上に進捗し、照明や緑化、その他の環境整備が完了した。また、歩行者の安全確保のため、全長90㍍の歩行者用陸橋の建設工事に着手する準備が整っている。更に、歩行者用通路の設計図も承認され、建設工事を開始する計画である。
第3地点である「ヘルメス」センター前の鉄道地下通路は、本体構造の準備工事が進行中である。同地点で、推進工法を用いて地下通路本体構造を鉄道路盤の下に設置しており、進捗率が50%余りとなっている。推進工法の活用は、列車運行に支障をきたすことなく、迅速に工事を遂行する利点がある。
その他、中央地質研究所交差点の地下通路建設に向けた用地確保が進められており、21区画のうち18区画が完全に明け渡された。残る3区画は、関係者間の協議の段階にある。用地確保が完了し次第、来春から地下通路の建設工事が開始される。

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