障がい者の声に耳を傾け、協働社会の実現を呼びかけ

社会
b.enkhtuya@montsame.gov.mn
2025-12-04 09:17:41

(ウランバートル市、2025年12月4日、国営モンツァメ通信社)「UB ABILITY EXPO-2025」の会場では、障がいのある人に優しい社会は、すべての人に優しい社会であるとのメッセージが発信された。市民一人ひとり、そして企業や行政も、障がい者の声に耳を傾け、支援と協力を行う必要があると強調された。

障がい者の権利デーに寄せたN.オチラル国会議長のメッセージでは、次のように述べられた。「障がい者への支援と平等なアクセス環境の整備は、わが国の発展を支える基本理念であり、政策の重要な価値の一つである。障がい者が不自由なく生活できる社会は、すべての国民にとって安心な社会でもある。2026年度春季通常国会で『バリアフリーおよびアクセシビリティに関する法案』を審議する。この法律の制定により、人権や平等な参加、アクセシビリティの原則が実生活で守られ、政府・民間企業・市民が共通の基準として遵守することが期待される」


また、国会本会議では字幕による同時通訳が導入され始めており、聴覚に障がいのある市民も政策決定の過程に平等に参加できるようになる。これにより、国会の透明性やアクセシビリティ文化の向上が期待されている。

オチラル議長はさらに、「モンゴル社会はすべての人に平等でアクセスしやすい環境であるべきである。アクセシビリティについて議論するだけでなく、実際に実現するため、あらゆる行動を具体的な成果につなげる必要がある。特定の誰かだけでなく、すべての人が公共サービスや社会生活に障害なく平等に参加できる環境を作ることが私たちの目標である。この目標を言葉ではなく行動で、原則ではなく具体的な変化で示し、ともに新たな発展の文化と基準を築きましょう」と呼びかけた。


「UB ABILITY EXPO-2025」では、障がい者による活動やサービスが紹介され、雇用主との協力の機会も提供された。行政サービスの迅速な提供や、労働・社会保障に関する要望の解決も行われた。