開発銀行、エルデネト鉱業ら 「行政機関オープンデー」で事業紹介

経済
manduhai@montsame.gov.mn
2019-09-19 14:11:00

 スフバートル広場において、9月16日に始まった「行政機関オープン・デー」イベントの一環で、エルデネト鉱業、モンゴル開発銀行(DBM)、エルデネス・タワントルゴイ公社(ETT)など国有企業がその事業について市民紹介と情報提供を行った。

 ガニバル・アマルトゥブシンDBM頭取は取材で「大規模の国内開発事業に融資している」と銀行業務について言及。また、貸付を行っていないとの噂について「事実無根」と否定するとともに、通常通り融資していると述べ、「債権残高は2兆7000億トゥグルグ」とした。同行不良債権に関して立件を視野にしていることを明らかにするとともに、「不良債権と延滞債権に関わった同行関係に責任を取ってもらう」と責任を追及する考えを明らかにした。一方、今後について「カシミヤ・プログラム枠の2020年の貸付、輸出支援プログラム枠の出資を行う」とした上で、融資基準について「最小限200億トゥグルグ規模の融資を行う。これより小口なら商業銀行から出資していく」と述べた。

 一方、エルデネト鉱業は経営業績について「計画通り順調に進んでいる」とし、国税・地方税としておよそ6880億トゥグルグを納付したと発表した。同社は今年、大規模の設備投資を行っており、その他、2017年~30年までの15年間開発計画を採択したという。同社は今後、金属加工工場の建設、露天掘りの新技術導入、カソード銅工場建設、銅埋蔵量の再認定を図るという。