責任ある鉱業、第一歩として取組加勢を呼び掛ける

鉱業
manduhai@montsame.gov.mn
2019-07-01 14:30:48

 6月20日、トーシン・ホテルにおいて開催された、モンゴル全国鉱業連合会(MNMA)と鉱業・重工業省による「社会的責任を持って会員になれ!」キャンペーン実施の開始式で、ドルゴルスレン・ソミヤバザル鉱業・重工業相は「われわれは、鉱業分

野を基のプロパティ・ファンドと貯蓄基金の混合方投資ファンドの設立を模索している」と発言した。

 このキャンペーンは、国内鉱業事業者を対象の「責任ある鉱業の自主規制」への加盟を呼び掛けるものである。企画は、MNMA考案。今回は、アスパイア・マイニング社、バガノール社、オユトルゴイ社、サウスゴビ・サンドズ社、テッラ・エナジ

ー社、エナジー・リソース社、エルデネト鉱業など、国内事業者が両者の呼びかけに応じ、「責任ある鉱業の自主規制に関する相互理解覚書」を結んだ。挨拶に立ったソミヤバザル鉱業・重工業相は「われわれが掲げる最終目標は輸出収益の拡大だ」とし、輸出拡大に向けて国内事業者と協力していく考えを示した。さらに、「鉱業分野を基のプロパティ・ファンドと貯蓄基金の混合方投資ファンドの設立を模索中。オユンエルデネ内閣官房長官を長とする調査団は既に、政府系投資ファンドに係る発案を政府首脳部へ紹介した」と未だに世間の関心が高い政府系投資ファンド設立に言及した。「国民は年金や手当、奨学金等を通じて鉱業から受益している」と述べるとともに、「本日は政府系投資ファンド(富の基金)設立に向けた取り組みの第一歩だ」と強調した。一方、サウスゴビ・サンドズ社のチョローン・ムンフバト理事長兼社長は「責任ある鉱業という考えは非常に重要。優良業者か、悪徳業者かという点に関して明確な区別が要る」と責任ある鉱業に関する取組を主張。次年度から「責任ある鉱業認証」を交付していく方針を明らかにした。