ウランバートル初ストリート図書館、「黄色ボックス」の愛称

社会
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2019-06-14 19:37:38

 ハンオール区、ナーダム商業施設の向かい側にあるゾーン・ホリン・ミャンガト公園において、6月8日、「UBリトゥル・フリー・ライブラリー」というストリート図書館が設置された。もちろん、すべてが無料だという。

 発案者のドルゴル・タラさんは、フランス旅行中に市街で設置された赤屋根のストリート図書館を見てうらやましく感じてモンゴルでの是非を考えたと語る。「本などがちゃんと収まった黄色ボックスという愛称でもっと広がってほしい。重要なのは、誰が始めたではなく、誰が続けたということである」と述べた。

 この図書館は、古い冷蔵庫を改造して作られており、散歩などの外出で、気楽に読書を楽しむことがここのコンセプト。子どもから大人まで、すべての人が自由に使える。ただ、ルールは、読書後の返還、持ち帰りは禁物、ボックス修理は皆さんお任せ、チラシはお断り、不要な書物の寄付である。一方、公園に集まった子どもたちは「親から許可を取って自分の好きな小説をここに置いておく。自分たちの好きなヒーローがたくさんここにいたらもっと楽しいだろう」と笑顔で話しながら、大人がめちゃくちゃにした本棚の整理を行っていた。