モンゴル国立大学法学部・名大日本法センター、国際大会で7位入賞日本のトップ大学と並ぶ、未来へ向けての快挙!

教育
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2018-12-19 11:03:58

 アジア23か国、58チームが参加して、法学の知識とテクニックを競う大学対抗、「第17回インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティション」(住友グループ広報委員会主催)が、12月1日、2日の両日、上智大学で行われた。これに参戦したモンゴル代表の2チーム・8人(日本語チーム4人、英語チーム4人)が、見事、総合得点で7位入賞の快挙を成し遂げた。ここでは、日本語チーム4人の活躍を紹介する。モンゴル代表の4人の顔ぶれは、モンゴル国立大学法学部内名古屋大学日本法教育研究センターに所属するリーダーのツェベルマーさん、ナランドラムさん、ドルジンスレンさん(いずれも5年生)、ボディビレグ君(4年生)で、2か月間の猛特訓を経て本番に臨んだ。試合は、テーマに基づき相手チームと1日目に「模擬仲裁」、2日目に「模擬交渉」で対戦し、英語チームとの 得点と合わせて順位が決まる。今年のテーマは、2020年 の東京オリンピックを見据えてか、スポーツ分野だ。例えば、対戦相手とスポーツ用品購入でのトラブルで議論し、仲裁から交渉で決着をつけるまでのディべート能 力を競う。1日目の対戦相手は東北大学、2日目は立命館大学で、4人は役割分担を決めて勝ち残った。リーダーのツェベルマーさんは、「大学あげての物心両面の支援があったので、期待に応えられるかどうかのプレッシャーがあった。また、日本語で戦うので、日本の大学とはハンディがあると懸念していたが、論 破で来てよかった」とほっと肩の荷をおろした。最初に3分間で大学を紹介したナランドラムさんは、「前日からものすごく緊張して、全身が震 えた」と打ち明けた。ドルジンスレンさんは、「表彰式の最初に、モンゴル国立大学7位!と呼ばれた時、頭が真っ白になった。うれしかった」と感動を振り返る。「先輩と一緒に国際大会に出られて、相手校からも多くを学んだ。この貴重な体験は今後に生かされる」とボディビレグ君。結果は、1位がオーストラリア大学、2位・シンガポール大学、3位・東京大学、4位・大阪大学、5位・上智大、6位・京都大学、7位・モンゴル国立大学の順位だった。しかし、仲裁部門のみに注目すると、モンゴル代表チームは3位で、日本のトップ名門校を凌ぐ優秀さだった。10月に主催者から問題用紙が届いた。「日本語と英語で 約60ページも。これを個々に読解し、全員で戦略を立て、東大出身の指導教員を対戦相手に特訓した」、「意見の違いで大げんかもした」、「時には夜中の1時ごろまで大学に残って想定練習に励んだ」など、全員一致の努力なしでは叶えられなかったと感慨深げ。1位のオーストラリア大学は、第1回大会からの常連で、4回大会で初めて入賞出 来たというが、モンゴル代表チームは昨年に続く2回目にして入賞し、その分、「達成感も大きかった」と話す。同大のアマルサナー私法研究科長は、「素晴らしい成績に、おめでとう! 世界の有名校と戦って、わが大学の名前を国際的に発信できたことに教員としてたいへん満足している」と語った。学生8人と随行教員2名の日本出張費は,住友財団から30万円、大学から60万円の拠出ほか、個人寄付を募り100万円を予算化したが、来年以降は日本企業からも寄付金が得られれば有難い」と付け加えた。

 名古屋大学日本法教育研究センター特任講師中村良隆さん「大会は法的思考力を発揮 し、国際的な交渉力を高めるのが目的。大学側からは期待されていた分、結果が良かったので鼻が高いです。しかし、モンゴル人は個人の力量は高いが、チームワークが劣るのですこし心配だったんですよ。私は非常勤で早稲田、慶応、名古屋大学 でも教えたが、彼らの能力は日本のトップ大学と比べても遜色ない。うちのセンターでは、研究計画を立てさせ、ディベートもしっかり指導して来たのが良かった」と、喜びを語った。




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