スマートグリーンハウス複合施設起工式

経済
b.dagiimaa@montsame.gov.mn
2025-06-23 15:34:18

(ウランバートル市、2025年6月23日、国営モンツァメ通信社)6月18日、国内で年間を通じて安定的に野菜を生産・供給する体制を整え、食料安全保障および農業の持続可能性を確保することを目的として、国立スマートグリーンハウス複合施設(National Smart Green House Complex)の起工式が開催された。


バヤンズルフ区第11ホローに建設されるスマートグリーンハウス複合施設プロジェクトは、約342万米ドルの予算で、2025年から2029年にかけて、食糧・農牧業・軽工業省、食品・農業・軽工業研究開発センター、韓国のハンギョン国立大学、韓国農業協同組合(NACF)が共同で実施する。同スマートグリーンハウス複合施設は、食品野菜研究センター、研修室、食品野菜加工工場、資材倉庫、先進技術用・中間技術用・北部地域用の各温室、垂直農法コンテナ、屋外スマート農業施設、農業技術パークで構成される。


食糧・農牧業・軽工業省の報道によると、同プロジェクトでは、スマートグリーンハウス農業の運営や栽培技術に関する理論講義に加え現場での実地研修を段階的に実施し、専門家、研究者、農業従事者を対象とした会合やセミナーを毎年開催する。プロジェクトの実施により、農業技術力の向上、年間を通じた安定的な野菜生産の体制の構築に加え、農業従事者の所得向上や地域経済の活性化、さらに気候変動に適応した農業技術の導入が期待されている。