医療施設は再生可能エネルギーによる暖房システムを導入
社会
(ウランバートル市、2025年10月27日、国営モンツァメ通信社)アルハンガイ県チョロート郡の医療センターで「再生可能エネルギー暖房システム試験プロジェクト」が実施された。本プロジェクトは、エネルギー省の委託で、アジア開発銀行(ADB)および日本の豊かで強靭なアジア太平洋日本基金(JFPR)からの無償資金援助を受けて実施されている。
10月18日に、医療センターの熱損失低減を行い、出力80kWの太陽光発電装置、蓄電容量800kWhの蓄電池、空気・水型出力90kWのヒートポンプを設置する建設工事が完了した。施設は国家委員会に引き渡され、稼働を開始した。
エネルギー省によると、同医療センターに再生可能エネルギーの暖房断熱システムを導入することで、二酸化炭素排出量を81㌧削減し、年間40㌧の石炭消費を削減し、電気・暖房費で年間平均2500万トゥグルグを節約する。
モンゴルは、2030年までに国内の総発電量の30%を再生可能エネルギーでまかなうことを国際社会に約束した。エネルギー省によると、この枠で外国投資誘致に重点を置き、地方インフラの現代化や技術革新、住民の生活水準向上に貢献する建設・開発事業を実施している。



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