ザブハン県:120年前の大地の傷跡をたどって

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2025-10-24 17:09:51

(ウリアスタイ市、2025年10月24日、国営モンツァメ通信社)20世紀にモンゴルで発生した強震は、1905年7月9日と23日に起きた地震である。オブス、ザブハン、フブスグル各県にまたがって発生した同地震によって生じた地割れは、現在も残っている。地震により、全長およそ500㌔にわたる大きな断層が形成された。地震による断層は、幅2.3〜5.8㍍、深さ1〜5㍍で、一部の箇所で幅10〜100㍍、深さ20〜60㍍の大きな裂け目が多数生じ、人間と家畜に被害をもたらした。地震発生から2ヶ月後、ロシアのA.V.ヴォズネセンスキー学者が現地を訪れ、当該断層を調査した結果、地震の規模がマグニチュード11〜12度に達し、約700万平方㌔の領域に影響を及ぼしたと結論づけた。