モンゴル・ウズベキスタン・ビジネスフォーラムが開催

経済
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2025-06-25 14:16:46

(ウランバートル市、2025年6月25日、国営モンツァメ通信社)6月23日、商工会議所で「モンゴル・ウズベキスタン・ビジネスフォーラム」が開催された。


オフナー・フレルスフ大統領の招待により、シャフカト・ミルジヨエフ・ウズベキスタン共和国大統領は、24日から25日にかけて、モンゴルを国賓訪問をしている。同国賓訪問に関連して、両国間の貿易額の拡大を図るとともに、皮革、羊毛・カシミヤ、果物・果実類分野における協力の可能性について協議することを目的に、ビジネス会合が開催された。


2024年、フレルスフ大統領がウズベキスタンを国賓訪問の際、両国首脳は、モンゴルとウズベキスタン間の貿易額を10~20倍に拡大するという目標を掲げ、ウランバートルおよびタシケントに貿易センターを設立することで合意した。この決定により、中央アジア地域におけるカシミヤ、羊毛、皮革、食肉および食肉加工品、家畜の供給、さらにはウズベキスタンからの果物、ベリー類、野菜の輸入といった多岐にわたる分野での協力の可能性が広がることとなった。


近年、ウズベキスタンは投資およびビジネス環境の改善に向けた断固たる政策を実施しており、その成果として経済規模は約2倍に拡大し、国内総生産は1.5倍、企業数は2倍、工業生産は40%増加した。一方、モンゴルとウズベキスタンの二国間貿易額は、2024年に1060万米ドルに達し、そのうちモンゴルからの輸出は590万米ドル、輸入は470万米ドルとなった。


ジャムシド・ホジャエフ副首相(投資産業貿易担当)は、「両国首脳による相互訪問は、二国間の協力関係をさらに発展させ、新たな段階へと引き上げるうえで重要な推進力となったことを強調した。両国は、カシミヤ・羊毛、皮革、軽工業・重工業、貿易などの分野において協力する可能性を有している。二国間貿易額は、2024年に前年比50%増加し、さらに2025年初めの5か月間で20%の伸びを記録した。今後は政府間委員会の会合で合意した数多くの課題を着実に実行に移すべく、努力を惜しまず取り組んでいく所存である」と述べた。




ラグワジャブ・トゥルオド・モンゴル国商工会議所会頭兼理事会議長は、本フォーラムは、両国の経済協力を一層強化し、企業間の直接的な連携を深める重要な一歩となっている。両国の企業家は、農業、エネルギー、インフラ、金融、投資、運輸、物流分野において幅広い協力の可能性を有している」と述べた。


今後、両国政府は農業分野における関係および協力を拡大し、食料の安全保障と供給体制の強化に取り組む。また、モンゴルからウズベキスタンへの食肉および食肉製品の輸出促進に向け、これらの製品の輸送に伴う税制上やその他の障壁を双方で協力して解消していく方針である。さらに、教育や文化といった人道的交流の活性化を目的とした具体的なプロジェクトやプログラムの実施も準備している。


ウズベキスタン資本の貿易および修理サービス業に属する24社がモンゴルで事業を展開しており、一方でモンゴル企業もウズベキスタン市場に一定の投資を行っている。今後、これらの投資は拡大し、新たな分野への進出も可能である。