税制改善に取り組む

経済
b.enkhtuya@montsame.gov.mn
2025-08-18 14:32:08

(ウランバートル市、2025年8月18日、国営モンツァメ通信社)2026年度国家予算案に関して、国民の意見を聴取する公開討論会が開催された。財務省、経済発展省、国家統計局、金融規制委員会などの関係機関が出席し、予算案の概要を紹介した。

Ch.タビンジル財務省行政管理局長は、来年度予算について「市民中心の予算編成を目指し、国民参加を重視するとともに、支出の効率化とビジネス環境の支援を両立させる方針」と説明した。国民からの意見募集は2025年3月以降段階的に行われ、新規1232件、継続480件を含む合計1712件の事業・プログラム提案が集約されたという。

また、政府の2024〜2028年行動計画には税制改革が盛り込まれており、財務省は税負担の段階的軽減や税制度の整備に注力する方針である。

さらに、外国資金や融資で実施されるプロジェクトは、重要性や効果に基づき優先順位を付け、節約原則を適用することが示された。対象には、エルデネブレン水力発電所やウランバートル市のインフラ事業などが含まれる。

討論会には、政府・非政府機関、市民社会団体の代表約90名が参加した。参加者からは、予算や執行状況の透明化、各省庁間の事業連携強化、企業に配慮した保険・税制、国富基金の収益向上、電子詐欺対策など、多岐にわたる提案が出された。