製造業分野で働く人は11万6900人に上る
経済
(ウランバートル市、2025年8月18日、国営モンツァメ通信社)国家統計局が発表した労働統計によると、未活用労働指標で、2025年第2四半期の失業者数は前年同期比で1万6200人減少した。時間関連不完全就業者は5500人、潜在労働力は3600人それぞれ減少した。
一方で、失業率は過去4四半期連続で上昇しており、0.3〜1.4ポイントの増加となった。
産業別の就業構造をみると、サービス業が全体の49%(68万1700人)を占め、農牧業が26.7%(37万600人)、工業・建設業が24.3%(33万7800人)となった。
さらに詳細では、卸売・小売業と自動車・オートバイの修理・サービス業に17万8800人、製造業に11万6900人、教育分野に11万2600人が従事している。
前年同期比は、林業・農牧業・漁業分野の就業者が13.9%増、建設業が16.6%増加した。一方、教育分野は14.5%減少、卸売・小売業や自動車関連サービス業も9.5%減少しており、大きな変化となった。
職業分類別で、農牧業・林業・漁業の技能労働者が36万6000人と最多で、専門職23万2400人、販売・サービス従事者18万6500人、製造・建設・工芸関連の技能労働者15万9600人が続いた。
農牧業・林業・漁業の技能労働者の割合は2.8ポイント増加した一方、専門職と販売・サービス従事者はいずれも減少した。
失業者は全体で6万5900人である。理由としては「仕事を探しても見つからない」が39.1%と最も多く、「妊娠・育児」(10.3%)、「専門に合う仕事がない」(8.3%)、「経験や技能不足」(7.4%)などが続いた。
また、潜在労働力は2万4200人である。うち「妊娠・育児」が18.2%、「季節的な就業」が11.7%、「賃金水準への不満」が10.8%、「介護」(10.6%)、「年金受給」(9.7%)といった理由で労働市場に積極的に参加していない実態が示された。