デルゲルサイハン大臣:長期契約により2億4700万トンの貨物輸送と37億ドルの収入獲得が可能に

経済
b.dagiimaa@montsame.gov.mn
2025-07-03 09:36:56

(ウランバートル市、2025年7月3日、国営モンツァメ通信社)

モンゴル国「政府行動計画2024~2028」に盛り込まれた14件のメガプロジェクトのうち、最初に「ガショーンソハイト-ガンツモド」、「ハンギ-マンダル」、「シべーフレン-セヘー」国境検問所の越境鉄道接続を段階的に建設する計画が含まれている。


この事業の一環として、今年2月にハルビン市で、ガショーンスハイト-ガンツモド国境検問所を鉄道で接続するモンゴルと中国の政府間協定が締結され、5月にプロジェクトの開幕式が行われた。今月、建設工事が正式に開始された。モンゴルと中国間の協定に基づき設立されたガショーンスハイト-ガンツモド国家検問所を越境鉄道で接続する事業の一環として、「チャイナ・エナジー」グループが購入した石炭を鉄道で輸送する長期の歴史的契約が「モンゴル鉄道」合弁会社を設立し、最初の輸送が「タワン・トルゴイ」駅から開始された。


開幕式でB.デルゲルサイハン道路交通大臣は、「2003年から協議が始まり、2008年以降17年間にわたり60回以上の協議を重ねた結果、越境鉄道の建設と石炭貿易の問題を最終的に解決した。契約に基づく石炭輸送が正式に開始され、最初の貨物列車を出発させる歴史的な瞬間の証人となったことが嬉しい。同長期石炭輸送契約により、16年間で2億4700万トンの貨物を輸送し、年間平均8300万トンの石炭輸出を1億1300万トンに引き上げることが可能となる。また、鉄道輸送のみで37億ドルの収入を得て、経済に実質的な貢献を果たす重要な意義がある。また、年間3000万トンの貨物輸送能力を持つ技術的性能と設備を備えた一級のタワン・トルゴイ-ガシューンスハイト線の鉄道運行を改善し、輸送量を増加させ、フル稼働を目指すための基盤とスタートを切る」と言及した。



张延生「チャイナ・エナジー電子商取引」社の取締役会長は、「石炭の長期売買契約は、中国とモンゴル両国による『三つの統合』協力を推進する重要な要素である。タワン・トルゴイ鉱山の生産能力強化や越境鉄道建設を支えるてこであり、モンゴルの鉱物資源を中国市場と結ぶ結節点となっている。同契約は両国の今後16年間にわたる長期的な協力のスタートボタンを押したと言える。『良いスタートは成功のもと』という中国のことわざがある。石炭の長期売買契約における中国側の責任機関として「チャイナ・エナジー電子商取引」社は両国のエネルギー協力を推進する最初の使命を堅持し、エネルギー取引を通じて両国民に実質的な利益をもたらす重要な役割を常に認識している。「チャイナ・エナジー」グループの多面的な事業展開と販売ネットワークの強みを活かし、同開幕式を通じて、モンゴル産出石炭の販売市場に新たな一章を開く」と述べた。


モンゴル国において70年ぶりに実現するこの建設事業の一環として、両国政府間の協定に基づき、「三つの統合」による協力の原則の下で、「越境鉄道の共同建設」「石炭の長期売買契約」「石炭鉱山の生産能力向上」という3つの主要な事業を実施することで合意した。モンゴルは、同「長期石炭輸送契約」により、16年間で2億4700万トンの貨物を輸送し、輸送事業だけで37億ドルの収入を得ると見込んでいる。同事業は、モンゴルと中国の社会、経済関係および協力を拡大・発展させ、両国の発展と進歩に寄与し、投資の増加にも大きな意義を持つものと双方が強調した。