フレルスフ大統領にFAO事務局長が表敬訪問
政治
(ウランバートル市、2025年12月3日、国営モンツァメ通信社)オフナー・フレルスフ大統領はイタリア共和国を国賓として訪問している。
国連食糧農業機関(FAO)の屈冬玉(QU Dongyu)事務局長は、フレルスフ大統領を表敬訪問した。両者は協力関係、共同プロジェクトやプログラムの進捗状況、今後の課題について意見を交換した。
大統領は、FAOが我が国の食糧・農業分野に継続的に貴重な貢献をしていることを指摘した。
FAOの来賓書において、フレルスフ大統領は次のように記した。
「世界中の飢餓と貧困の削減、食料供給と安全の強化に向けた各国の取り組みを調整する機関であるFAOを訪問でき、嬉しく思う。FAOの創立80周年を心からお祝いするとともに、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けたさらなる成功を祈る。
遊牧文化、遊動的牧畜のモンゴルは、草地管理、土壌・水資源の保全、安定した食料生産の増加、気候変動の影響軽減に向けた広範な協力を進める意向である。
モンゴルが提案した「国際放牧地と遊牧民の年」の枠組みの一環として世界の人々の利益とニーズに沿った実効性のある多くの取り組みを共に進めていくことを楽しみにしている。
皆さんのより良い生産、より良い栄養、より良い環境、より良い生活という目標が実現され、人類が健全かつ安全な環境のもとで繁栄することを祈願する。」
モンゴルは1973年に、130ヵ国以上で活動するFAOの加盟国となった。ウランバートル市にFAO駐在事務所は2009年に設置された。
FAOは、2030年までのモンゴルの持続可能な開発目標の実現に貢献しており、主に食糧安全確保、栄養改善、地域住民の生活の質の向上に取り組んでいる。
また、FAOは資金提供パートナー、学術研究機関、市民社会、遊牧民コミュニティと協力し、持続可能な農業の推進、環境保全、生物多様性の保全に取り組んでいると大統領府が発表した。



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