中央アジア協力深化の構想に参加
経済
(ウランバートル市、2025年11月25日、国営モンツァメ通信社)モンゴルは、中央アジア地域経済協力(CAREC)プログラムの第24回閣僚会合において、地域経済協力を深化させる3件の文書に署名した。近く、1件の覚書に署名し、貿易、電子開発、イノベーション、観光分野における地域協力を新段階に引き上げることを目指していると、経済開発省が発表した。
モンゴルは、CARECの貿易・投資促進パートナーシップ協定(CARTIF)交渉の開始宣言を支持することにより、地域の貿易障壁削減、透明かつ柔軟な規制環境の整備、サプライ・チェーンの連携強化に積極的に参加することを確認した。
また、イノベーションおよびスタートアップ投資(CIVIC Facility)構想に署名したことにより、地域全体でスタートアップや技術の成長促進と投資のアクセス拡大に向けた新機会がモンゴルにも開かれた。これに関連して、ファンド設立や段階的な拡大の可能性も生まれる見込みである。同時に、近々、CARECのデジタル回廊に関する覚書に署名し、接続の質・速度・安全性を向上させる意向を表明した。従って、地域内の情報フローを効率的に結び付け、インターネットのインフラを国際基準に整合させ、サイバー・セキュリティ規制を強化することが可能になる。
更に、スマートで、持続可能かつアクセス可能な形式で地域観光を発展させる覚書に署名したことにより、モンゴルは越境観光商品の開発、電子ビザなどのサービス導入、民間企業との協力拡大の機会を得た。
上記の文書は、モンゴルの地域統合のみならず、貿易・物流の改革、デジタル・インフラ発展、イノベーション、観光分野の競争力向上に向けた戦略的意義を持つ。
Улаанбаатар