ハンガイ地域を観光の特化地域として開発
政治
(ウランバートル市、2025年4月17日、国営モンツァメ通信社)3月14日、アルハンガイ県のツェツェルレグ市で、地域開発方針の一環、ハンガイ地域協議会会議が開催された。同会議で出された提案に基づき、閣議で以下の決定がなされた。
・韓国輸出入銀行の低利融資の枠で、アルハンガイ県の火力発電所建設事業を開始する。
・バイドラグ水力発電所計画に関する詳細な環境影響評価を行う。
・2026年までに地域の各県に10MWの太陽光発電所と20MWの蓄電池施設の建設プロジェクトを、官民連携の下で実施する。
・ウブルハンガイ県~ウムヌゴビ県間、バヤンホンゴル県~アルハンガイ県間の道路建設事業において、実現可能性調査に必要な資金を検討・決定する。
・地域開発拠点および郡レベルのインフラ施設を完成させ、運用を開始する。
・アルハンガイ県ツェンヘル温泉リゾート周辺およびバヤンホンゴル県シャルガルジョート村に、上下水道の統合配管と新浄化施設を建設する。また、ボルガン県ラシャーント郡とウブルハンガイ県ハルホリン郡における浄化施設の拡張に向けた実現可能性調査を実施する。
・地域経済の重点分野と労働市場のニーズに対応する形で、農業大学と他の大学の分校設置について検討する。
・地域の特性に即した家畜の育種や育種の基幹群の確立、畜産物の加工、農業・食品製造・サービス産業の発展を目指し、地域協議会と連携して関連プロジェクトや施策を企画・実施する。
・ハンガイ地域における観光振興計画を、非政府組織や業界団体と協力して策定・実施する。
・観光業および都市間道路沿いでサービスを提供する個人・企業に対し、サービス目的で土地の所有権と利用権を付与することを調査し、関係法案を作成する。
・バヤンホンゴル県の「歴史・民族学・自然史博物館」およびウブルハンガイ県オルホン渓谷の世界遺産保護管理事務所の建設資金調達について調査し、決定を出す。