10年以上経過した車両、首都ナンバー・プレート発行停止
社会
(ウランバートル市、2025年5月7日、国営モンツァメ通信社)モンゴルで、自動車の輸入が年々増加しており、これに伴う交通渋滞や大気汚染の深刻化が社会問題となっている。こうした状況を受け、関係当局は輸入自体の制限には踏み切らないものの、首都での新規登録に制限を設ける方針を明らかにした。
新たな措置として、製造から10年以上経過した車両には首都のナンバープレートを発行しないことが、6月1日より正式に施行される。また、今後モンゴルに輸入される車両については、輸出国において事前に技術検査(車両検査)を受けていることが必須条件とされ、完全な点検を経たことを証明する書類の提出が求められる。
現在、首都には80万台を超える車両が登録されており、うち74.19%(約59万4000台)は製造から10年以上経過した車両である。更に、72.84%(約58万4000台)は乗用車が占めている。
登録車両の69.72%が右ハンドル車である。