モンゴル国立大学が英語レベル判定センター開設
社会
(ウランバートル市、2025年5月8日、国営モンツァメ通信社)モンゴル国立大学は、英国文化教育協会(BRITISH COUNCIL)と協力し、英語能力評価試験
IELTSの公式試験センター「IELTS CENTRE–NUM」を開設した。
両機関は2024年にセンター設立に関する協定を締結しており、それに基づき、担当教員や専門スタッフの育成、最新設備の導入などの準備を進め、7日に正式オープンを迎えた。
この件について、V.ダシダワー・モンゴル国立大学科学学部教官兼センター長に話を伺った。
―― センターでどのような活動が行われているのでしょうか?
「IELTS、つまり国際的な英語能力評価試験については、多くの方に知られているかと思う。当センターでは、アカデミック・モジュールおよびジェネラル・トレーニング・モジュールのIELTS試験を、毎週火曜・木曜・土曜にコンピュータ方式で実施している。
センターは最新の設備を備え、防音対策が施された清潔で快適な環境を整えており、一度に最大20名まで同時に受験可能である。リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能を測定するほか、どれか1つのスキルのみを再受験できる『One Skill Retake(ワンスキル・リテイク)』制度を導入しているのが特徴である。これにより、特定スキルのスコアを改善しやすくなる。試験結果は通常1〜5日以内に通知される」
――他の試験センターと比べて、貴センターの特長は何ですか?
「IELTS試験を提供するセンターは多くあるが、公式に認定された試験センターは非常に限られている。当センターはモンゴル国立大学に併設されており、国際基準を満たす正式な認定センターとして運営される。
更に、当大学の講師や教授陣が、IELTS受験を目指す方々に向けて、スコア向上を目的とした対面授業を行っている点も大きな特長である。
――貴センターは先月から正式に試験を開始されたとのことですが、これまでにどの程度の受験者が参加し、結果はいかがでしたか?
― 当センターではこれまでに3回の試験を試験的に実施し、いずれも非常に良好な結果を収めた。現在は今後の試験日程を順次公開しながら、継続的に運営を進めている。
IELTSは国際的な英語能力評価試験であり、年齢や国籍を問わず、どなたでも受験できる。外国籍の方も受験可能である。
取得したスコアは世界中の大学・高等教育機関で広く認められており、高スコアを獲得した学生は、海外大学への奨学金進学のチャンスが得られる他、国内で大学入試のスコアとしても活用することができる。