国際的な協力による小児がん治療薬の供給改善
社会(ウランバートル市、2024年10月04日、国営モンツァメ通信社)10月1日~4日、世界保健機関(WHO)とアメリカ「セントジュード」小児研究病院の専門家からなる共同チームがモンゴルで活動している。
10月4日、同チームはトグトモル・ムンフサイハン保健大臣と会談し、「小児がん治療薬の供給を改善するため国際的なプラットフォーム」の取り組みや、今後実施する活動について意見交換を行った。
世界保健機関、国連児童基金(UNICEF)、「セントジュード」病院と共同で、2027年まで実施する「小児がん治療薬の供給を改善する国際プラットフォーム」において、モンゴルが最初の6ヵ国の一つに選ばれ、厳格な基準の下で製造された薬が子どもに多く見られる6種類のがん治療に使用できるようになる見込みである。
共同チームは保健省、国立母子保健センター、国立感染症センターの薬品倉庫、チンギス・ハーン国際空港の税関手続き、国境検疫局および倉庫の運営に関する視察が行われた。また、医療従事者に対して、小児がん治療薬の治療、保管、流通、薬剤管理に関する研修を実施するとともに、過去6か月間に薬品受け取りにおける準備作業について評価と勧告を行う予定である。