モンゴルで発見された古代岩絵
特集
岩絵はモンゴルが世界に誇る文化遺産の一つである。そのため、考古学者らが発見したモンゴルにおける最古の岩絵をウランバートル大学の教授D.エルデネバートル氏の発表により以下に紹介する。
最初の岩絵
現在のモンゴルに住んでいたと見られる古代人は、おそらく紀元前4万年~1万年前に知覚したもの
を描き始めたと考えられている。モンゴル最古の岩絵はホブド県・マンハン郡における「ゴルバン・ツェンリーン洞窟」の岩絵とされたが、紀元前10万年~4万年前に描かれたと推測されている岩絵がウムヌゴビ県・ハンボグド郡のジャブハラント山と同県のノムゴン郡ダランハリーン山で発見された。そのため、これらの岩絵はモンゴルにおける最古の岩絵で、知的遺産の一次資料と評価されている。
太陽神を描いた最初の岩絵
ダランハリーン山で発見されたこの岩絵は現在モンゴルにおける最古の岩絵であり、太陽神の描写とされている。
ロケットを描いた最初の岩絵
もう一つの最古の岩絵は古代人がそれぞれの視点から描いたロケットと空飛ぶ円盤の岩絵である。ダランハリーン山にある。
3次元の岩絵
この岩絵を南東の角度から見ると空に祈っている人の姿を描写しているが、南西の角度から見ると人の顔を描いている。これは石器時代に信仰と芸術形態が存在したことの証拠である。3次元の描き方で描いた石器時代後期の岩絵。ジャブハラント山にある。
空に祈っている人を描いた最初の岩絵
最初の地図「秋の思い出」
ジャブハラント山の岩絵には、3つの丘がはっきり描写されている。これは古代人が描いたジ
ャブハラント山の地図と言える。この山は南から北へ並んでいる3つの丘である。
太陽系を描いた最初の岩絵
太陽を描いた最初の岩絵