Ulaanbaatar
「ツァガーン・サル」世帯の出費は150万トゥグルグ
経済国家統計委員会は9日、ツァガーン・サル（旧正月）の世帯平均出費はおよそ150万トゥグルグとなる、と発表した。この発表によれば、全世帯（89万5000世帯）の64％に当たる57万3000世帯が旧正月を祝賀する、との統計があって、ツァガーン・サルだけでおよそ8450億トゥグルグが回される、と推計された。また、各世帯は、ツァガーン・サルのためのご馳走の用意と訪れる客人へのお土産の準備を行う。ご馳走の用意に係る出費は、ボーズが13万トゥグルグ、ヒツジなどのオーツが25万トゥグルグ、アルコール類が4万トゥグルグなど、計69万6100トゥグルグ。お土産の購入費はおよそ4466億トゥグルグ。だが、その8割（3573億トゥグルグ）は輸入品が占める。モンゴリアン・マーケティング・コンサルティング・グループが行った調査では、ツァガーン・サルを祝う世帯のおよそ62％が、ツァガーン・サルのために借金していることが判明し、また、お土産が予算上の負担が大きいことが判明した。だが、同調査で「ツァガーン・サル中にもらうお土産の64％が不用品である」との問題点も分かった。また、ツァガーン・サル商戦ではおよそ3573億トゥグルグが海外流出される。
