平成最後の「天皇誕生日」 祝賀レセプション

特集
naranchimeg199@gmail.com
2018-12-07 10:13:44

 11月29日、シャングリ・ラ・ホテルに於いて、在モンゴル日本大使館主催の、「天皇誕生日」祝賀レセプションが開催され、政治、経済、文化など各界の著名人や各国大使など約380人が招かれ、会場は熱気に包まれた。明仁平成天皇陛下は、この12月23日で85歳を迎える。特に今回は平成最後の天皇誕生日となることから、高岡正人日本国特命全権大使はこの意義を挨拶で強調し、今後も変わらぬモンゴルとの友好関係促進に期待を寄せた。主賓のダムディン・ツォグトバータル外務大臣も、天皇誕生日を祝し、二国間パートナーシップのより力強い絆を確信し、未来への展望を願った。式典では先に日本の外務大臣表彰を授与されたモンゴル国立馬頭琴交響楽団が両国の国歌を演奏し、国立オペラ・バレエ劇場のプリマドンナ・エンフナラン・ソプラノ歌手とシジルボルド・テノール歌手が両国の国歌を歌い上げ、会場を盛り上げた。引き続きの鏡割りでは、ボルド・モンゴル日本国会議員連盟副会長(元外務大臣)が乾杯の音頭をとり、高岡大使やソドノム・モンゴル日本友好促進協会会長(元首相)、D.ダグワドルジ大統領特使(元横綱朝青龍)など並びいる来賓の代表者らが「ヨイッショ!」の元気な掛け声で木槌を振った。この日は、高岡大使夫人をはじめ日本大使館の外交官夫人たちが着物の晴れ姿でお客を接待する中、モンゴルの招待客にも着物姿が目立った。招待客たちは提供された宮崎県の高級和牛や寿司などの日本食に舌鼓を打ち、和やかな両国交流の輪が広がった。

 なお、平成天皇は4月30日に退位し、5月1日、徳仁皇太子殿下が天皇に即位、新元号の時代を迎える。