政治的抑圧の犠牲者を追悼
社会
(ウランバートル市、2025年9月11日、国営モンツァメ通信社)9月10日、政治的抑圧の犠牲となった人々を追悼する日である。議会は1996年、決議第33号を採択し、毎年9月10日に国家高官が抑圧記念碑で献花式を行い、犠牲者を追悼することを定めた。
10日、H.ボルガントヤ副議長、B.プレブドルジ副議長をはじめ、党・国家の指導者、公務員、犠牲者遺族らが首都の慰霊碑に花を手向けた。
当日は、政治的抑圧により命を落とした数千人の国民の記憶を称え、その遺族や子孫に敬意を表すとともに、次世代に歴史の教訓を伝える意義を持つ。
最も苛烈な弾圧は1937年~1939年にかけて行われ、当時の政府、党、軍、指導部に属した多くの人々が犠牲となった。記録によると、この2年間で約3万人が銃殺され、そのうち僧侶が1万8775人(59.7%)を占めた。更に3万1652人が弾圧対象となり、死刑判決を受けたのは1万3827人(73.6%)、懲役刑に処されたのは4039人(21.5%)だったとされる。また、弾圧の過程で約1250の僧院が破壊されたとの統計もある。